【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「カホン」

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“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そうなの?的なものから、世界の民族楽器まで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第116回のお題は「カホン」です。

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カホン(Cajón)は、ペルーを起源とするパーカッション楽器で、スペイン語で「木箱」を意味する。木製の箱状で、演奏者が座っているか、立っているかに関わらず、手や指を使って打楽器のように演奏を行う。

通常、厚さがある木材で作られ、正面面には打面(Tapa)と呼ばれる薄い板が取り付けられている。打面にはサウンドホール(音孔)が開けられ、音を放射するための役割を果たす。また背面と側面には、音の反響を増強するために共鳴室が設けられている。

カホンは通常、手で叩いて音を出す。膝に置いて両手を使って打面を叩いたり、地面に置き両手や指で叩く。異なる部分を叩くことによって、異なる音色とリズムを生み出すことができる。

主にラテン音楽やフラメンコ音楽などの伝統的な音楽ジャンルで使用されているが、近年ではさまざまな音楽で広く受け入れられていると言える。アコースティックなセッションやバンド演奏、ストリートパフォーマンスなどで使用され、リズムとパーカッションを提供する。

カホンにはさまざまなバリエーションが存在する。一部のカホンには調整可能なサウンドホールが付いており、音色を調整できるものも。またフットペダルを使用して演奏することもある。

文・編集部



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