中島みゆき、最新シングル「心音（しんおん）」と前作「倶（とも）に」配信スタート

中島みゆきが、9月15日に公開された映画『アリスとテレスのまぼろし工場』の主題歌「心音（しんおん）」と、そのカップリング曲「有謬（うびゅう）の者共（ものども）」、そして前作シングル「倶（とも）に」を加えた3曲のサブスクリプション配信を、9月27日にスタートした。

◆「有謬（うびゅう）の者共（ものども）」歌詞付トレーラー

中島みゆきのサブスクといえば、2022年11月に過去のシングル曲全91曲の解禁が話題となったのが記憶に新しい。シングル曲のみとはいえ「糸」「時代」「ファイト！」、ミリオンヒットとなった「地上の星」「空と君のあいだに」「浅い眠り」など日本のJ-POPシーンを代表する楽曲が解禁となった。

中島みゆきにとって「心音（しんおん）」は初のアニメ主題歌。つまり初めてのアニメ作品への挑戦であり、新しいリスナーとの出会いのチャンスであったことも、サブスク解禁の前倒しになったひとつの理由であろう。CDジャケットも中島初のアニメ画像とアニメファンに寄り添ったものとなっており、映画公開中に少しでも多くのリスナーに届けたいという姿勢を感じることができる。

今作は中島が惚れ込んだ台本を書き下ろした岡田麿里監督渾身の作品で、主人公の14歳の少年少女達が、時が止まり、変化を禁じられた世界で悩み、奮闘し、恋する衝動を武器に世界を壊していく青春群像劇の主題歌だ。

映画『アリスとテレスのまぼろし工場』のエンディングとして、映画を観たユーザー全てを包み込み、この映画の世界とこの映画を体験する現在（いま）を生きる人たちの心を繋ぐ一曲になっている。

また、2022年末に感動を巻き起こした吉沢 亮主演の人気医療ドラマ『PICU小児集中治療室』主題歌の「倶（とも）に」も満を持しての配信となった。

さらに今回、「有謬（うびゅう）の者共（ものども）」の歌詞付トレーラーも9月27日に公開された。歌詞には《間違うのがニンゲン》とあり、中島みゆき節が炸裂している。同曲は「Nobody Is Right」を彷彿させる楽曲で、現在（いま）を生きる人たちへ向けた力強いメッセージが込められている。



※”倶”は正しくは旧字体表記