【ボーカル座談会：後編】Eins:Vier × Gargoyle × Valentine D.C. × メリー × H.U.G「楽しい2日間になると思う」

■当日は変な気合いは入れず
■楽しむためだけに来てくれればいい

──Eins:Vierが出演者のみなさんに期待していることは？

Hirofumi：今の自分を存分に見せつけるべく、そのまま思いっきりやってくれたら嬉しいですね。それが僕らの刺激にもなるから。僕らも刺激を与えられるように、このイベントに参加してよかったなと思ってもらえるようなものをやりたいです。

ガラ：今の話をイベント前に聞けてよかったです。“すごく頑張らなきゃ”と思ってたんですよ、僕は。2日目は強い絆で昔から結ばれてるバンド同士のライブだから、初めての競演となる僕らの1日目は、とにかく気合いを入れてめちゃくちゃ頑張らなきゃヤバいし、リスペクトの気持ちを持ってガツガツいくしかないと思ってたんです。そういうものを求めて、1日目に出演する僕らが呼ばれてるのかな？と思ってたんですけど、ガツガツではないですね。

ryo：うん、楽しむべきなんですね。

Hirofumi：そうそう。


ガラ：肩に力を入れ過ぎず、メリーらしくメリーを最大限楽しもうと思います。この座談会がなかったら、僕は当日、とにかく目が血走った状態で“なんかやんないと！”ってライブに挑んでたと思います。

Hirofumi：“絶対に傷跡残したる！”って（笑）。

Ken-ichi：“傷跡”じゃなくて“爪痕”な（一同笑）。

ガラ：Eins:Vierのファンの方々は、僕の習字も観たことがないと思うので、“後輩たちはこんなこともやってますよ”という感じで、肩に力を入れずに披露してもいいのかなという気持ちになってます。

ryo：H.U.Gはまだ結成1年ちょっとの新バンドなので、奇をてらったことかはできないんです。だから、自分たちが今、出せる全力を真っ直ぐぶつけたいと思います。

Hirofumi：3バンドでセッションとかやります？

ガラ：ぜひ!!

ryo：友だちに自慢できます。楽しみしかない。

Hirofumi：そうしたら早めに曲を決めて提案する。こういうことができるのもイベントならではだから。


──GargoyleとValentine D.C.が登場する2日目はどんなライブになりそうですか？

Ken-ichi：復活後、この3組では何度か対バンしてるから、スペシャル感はなくなってきてるかもしれない。でもこの先、あと何度演れるかって考えると、そう多くはないだろうなって。だから、観てほしいんですよ。一回でもこの3組のうちのどれかを好きだったことがあるのなら、絶対にスルーしないでほしい。当日、俺らは俺らで、個人個人とかバンドが元気なうちに出来ることをやんなきゃなと思うんです。普通にやりますよ。楽しませてもらいます。そして、今回一緒にはできないけど、メリーとH.U.Gとはこうして新たなつながりができた。それは素晴らしいと思うので、今後一緒になにかできたらと思ってます。

KIBA：Gargoyleは今、僕以外はサポートメンバーでして。ベースはいつもValentine D.C.のJun君に弾いてもらってるんだけど。今回はEins:Vierに誘ってもらったのが嬉しすぎたんで（笑）、普通に出演するだけじゃなくて、今の僕にできる御礼を考えたんです。つまり、スペシャルなGargoyleで出演したいと。で、元GargoyleのTOSHIさんに話をして、今回ベースを弾いてもらうことになりました。ライブで僕がやることはいつもと変わらないんですけど、TOSHIさんがいるステージ、というのは自分にとっても刺激的だし、めったにない機会だと思います。ぜひ楽しみにしててください。

──最後にHirofumiさんから一言、お願いします。

Hirofumi：この座談会で5組のつながりができたっていうことが嬉しいですね。当日は、変な気合いは入れず、楽しむためだけに来てくれればいい。楽しい2日間になると思うので、遊びに来てください。

取材・文◎東條祥恵
撮影◎緒車寿一



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