【ライヴレポート】KIRITO、アルバム『ALPHA』を掲げてツアー開幕「尖ったまま音楽をやり続けます」

KIRITOが最新アルバム『ALPHA』を携えて、11月18日のYOKOHAMA Bay Hall公演を皮切りに全13公演にわたるツアー＜KIRITO Tour 2023-2024「ALPHA-CODE」＞をスタートさせた。同公演のオフィシャルレポートをお届けしたい。

◆KIRITO 画像

2022年1月にAngeloが無期限活動休止となって以降、いち早くソロワークスを始動し、怒涛の活動を展開してきたKIRITOは、バンド活動時と変わらぬペースで同年11月に前作『NEOSPIRAL』を発表。そして、2023年もその手を緩めることなく今年11月、KIRITO名義2作目となる『ALPHA』を生み出した。同アルバムがいよいよライヴの場で放たれる。


アーミースタイルの揃いの衣装を纏ったサポートメンバー、海(G / vistlip)、JOHN(G)、Masa(B / NOCTURNAL BLOODLUST)、Hiroki(Dr / C-GATE)に続き、エナメルのパンツにロンググローブ、軍帽という最新アーティスト写真同様の装いに加え、ステッキを手にしたKIRITOが姿を現すと、思わずフロアから歓喜のどよめきが巻き起こった。

まるで民衆を先導するかのような力強いパフォーマンスによる「THE ULTIMATE BEGINNING「ALPHA」」で幕を開け、『ALPHA』の楽曲たちを中心に次々とステージを展開。「NEOSPIRAL」「Discord」などの前作収録曲も一段と起爆力を増しながら、鋭利かつ強靭なバンドサウンドで全21曲を繰り広げた。



「アルバムを聴いても、ライブを観てもわかるように、日本一落ち着いていない51歳です。60歳を過ぎても、より尖った男でいると思います。君たちの居場所はどんな形でも作って待っているからね。俺は生き続けます。そして、尖ったまま音楽をやり続けます。だから安心してついてきてください。曲で気持ちを証明していきたいと思います。これを刻んでいってください」──KIRITO

この日のラストナンバーを披露する直前、KIRITOはこう告げたのだった。天を指差し、見上げる彼の姿も印象的だった「I BLESS YOU」をもってこの夜は幕となったが、翌11月19日には同会場での第二夜を開催。その後、各地を巡り、年明け1月6日および7日のSpotify O-EASTにて今ツアーはファイナルを迎えることとなる。究極の始まりを示す『ALPHA』がここからどんな進化を遂げていくのか。それが証明されるツアーとなる。