「Ryu Matsuyama」recommend by duo MUSIC EXCHANGE(東京)

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未来の音楽シーンを牽引するであろうアーティストや、絶大な人気を誇ることになるまだ見ぬミュージシャンは、全国にたくさんあふれている。

いまだ知られていないバンドやシンガーソングライターをはじめ、注目のアーティストを全国から集結させるべく、一番身近な立場でアーティストを応援し続けている全国のライヴハウスに「今、注目のアーティスト」を紹介してもらうこの企画、今回は東京の渋谷duo MUSIC EXCHANGEから「Ryu Matsuyama」を紹介してもらった。

イタリア生まれイタリア育ちのRyu(Vo, Pf)が2012年にTsuru(B)とともにバンド活動をスタート、2014年にJackson(Dr)を加え現メンバーとなったRyu Matsuyamaは、2022年6月にドラマ「オールドファッションカップケーキ」主題歌「blue blur feat.mabanua」をリリースし、2023年11月18日には約2年ぶりとなるワンマンライブ<Ryu Matsuyama ONE MAN LIVE “ATOMS”>を開催、成功を収めるなど、今最も油の乗っているバンドのひとつだ。


Ryu Matsuyama

──duo MUSIC EXCHANGEがRyu Matsuyamaを選んだ理由を教えてください。

duo MUSIC EXCHANGE:楽曲の完成度の高さ、歌詞の世界観の奥深さ、ライブでの三人の表現力の巧みさ、MCの面白さ、全てが規格外のバンドだからです。最近ではそこに”ぬくもり”が加わった気がして、さらに味わいが増しました。

──Ryu Matsuyamaとの思い出はありますか?

duo MUSIC EXCHANGE:彼らのライブを最初に目撃したのが2015年の11月で、今でもお世話になっている都市型フェス<SYNCHRONICITY>とJABBERLOOPの双方の10周年を記念したイベントでした。その時にオープニングアクトとして出演していたのがRyu Matsuyamaだったのですが、当時から圧倒的な演奏力で、孤高のアーティストという雰囲気だったのを覚えています。2016年9月に初めて私の主催イベントに出演してもらってからは、ブッキングイベントはもちろん、ワンマンライブなど、節目節目でduoのそばにいてくれているアーティストです。Ryuさんとは同世代ということで、お会いする度に音楽以外にもいろいろなお話をしますし、彼のお茶目なところも大好きです。

──彼らは今後、どのようなアーティストになっていくと思いますか?

duo MUSIC EXCHANGE:国籍やジャンルの垣根を超えた普遍的なGOOD MUSICを奏でるバンドとして、世界中の老若男女に聴かれていくと思います。

──特にお気に入りの楽曲はありますか?

duo MUSIC EXCHANGE:最近だと「kid feat.優河」です。実は、Ryuさんのお子さんと同じ時期に私も息子が生まれ、彼の歌う我が子へのまなざしが、ぼんやりと自分の子供の頃の姿に重なっていくような感覚など、しみじみと共感していました。


──Ryu Matsuyamaのライヴの魅力はどのようなところでしょうか。

duo MUSIC EXCHANGE:ライブでは、音源で聴く彼らの音楽の10倍くらいさまざまな音が聴こえてきます。まさに全身で音楽を浴びるような、多幸感に満たされていく体験ができます。

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──今回、duo MUSIC EXCHANGEからオススメアーティストに選ばれた感想を教えてください。

Ryu(Ryu Matsuyama):非常に光栄です!」

──Ryu Matsuyamaは、どんなバンドですか?

Ryu(Ryu Matsuyama):どんなバンドか、どんなジャンルをやっているのかを自分たちでもまだ分かっていないので(笑)説明できないですが、メンバーそれぞれの個性と感性を持っているバンドなので、三者三様の考え方やサウンドメイキングで生まれる科学反応を楽しめるバンドだと思っています。

──Ryu Matsuyamaの魅力を言葉にすると?

Ryu(Ryu Matsuyama):一枚の白いキャンバスに価値観が違う三人が描いた風景を楽しめる。それが我々の魅力だと思っています。

──ライヴで大切にしていることは何ですか?

Ryu(Ryu Matsuyama):とにかく「情景」というのを大切にしています。風景が見える音で、旅に出たような感覚になって、新しくもなんだか懐かしい感情を抱いて頂けたらと嬉しいなと思い演奏しています。

──duo MUSIC EXCHANGEとの思い出はあります?

Ryu(Ryu Matsuyama):自主企画もやらせて頂いたり、インディーズの頃からずっとお世話になっているライブハウスです。自分たちのバンドでもそうですが、僕が個人的に大好きなバンドも沢山観てきた大好きなライブハウスです。

──これからどんなバンドになりたいですか?

Ryu(Ryu Matsuyama):唯一無二とは言いませんが、自分たちの色を大切にして、多くの皆さんに僕らの情景を伝えられたらいいなと思っています。音源では感じられないものがライブにあると思います。皆さんとライブハウスでお会い出来る日を楽しみにしています。」


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──duo MUSIC EXCHANGEはどのようなライヴハウスですか?

櫻井 央(duo MUSIC EXCHANGE):duo MUSIC EXCHANGEは、2003年、acid jazzで最も成功したグループのひとつと言われるJamiroquaiのフロントマンJ.K.のプロデュースによりオープンし、2023年で20周年を迎えました。以降、国内外の有名アーティストのライブはもちろん、ニューカマーの登竜門的存在として多くのアーティストがこのステージをステップに活躍しています。また、オールナイト営業も積極的に実施し、需要が高まるナイトタイム・エンターテインメントの提供をするべく、音楽イベントに限らず、様々な催し物を企画し実施しております。さらに、ライブという体験型サービスを追求してきたノウハウを活かし、アーティストのファンクラブ旅行の企画制作やアメリカ西海岸のオーガニックシーンを巡るツアー、さらにはアメリカで最もプレミアムな音楽フェスと評される「Coachella Valley Music and Arts Festival 」へのオフィシャルツアーも企画・実施しています。最近では、台湾をはじめとしたアジアへの日本のアーティストの進出サポートや、逆に日本のシーンに興味のあるアジアのアーティストの招聘のお手伝いもしています。最近では、茅ヶ崎でコミュニティを広げたり、軽井沢で畑を借りて、アーティストや音楽業界の方を巻き込んで野菜を作ったりと、「音楽」を軸にライブハウスの枠を超えた取り組みにもチャレンジしています。

──duo MUSIC EXCHANGEの魅力は?

櫻井 央(duo MUSIC EXCHANGE):オールジャンルに垣根を作らない柔軟性を持ちつつ、ただし、信念やセンスのあるアーティストをピックアップできるように、常にあらゆるアンテナを張っているライブハウスです。有事の際は、四本の柱がフロアの安全をしっかりお守りします。

──働いていて、楽しいと感じる瞬間は?







櫻井 央(duo MUSIC EXCHANGE):どんな仕事も大変だと思いますが、大変さの中にも常に楽しさを見つけられるように、研鑽していこうと思っています。お客さんはもちろんですが、アーティスト、スタッフなど含めて、ライブに関わる全ての人が「最高の夜だったね」と共感でき、さらに各セクションの売上もしっかり残せるようなイベントが企画できた時、良い仕事をしたなと感じます。

──これからどんなバンドに出てきてほしいですか?

櫻井 央(duo MUSIC EXCHANGE):もはや楽曲の良さ、演奏の上手さが当たり前の時代になってきましたので、あとは、優れた人格を持っていて、それがライブでも滲み出ているようなアーティストが増えていくと嬉しいです。

──昨今のライヴハウスシーンをどのように見ていますか?

櫻井 央(duo MUSIC EXCHANGE):コロナ禍で、学生などの若年層のライブ体験のファーストコンタクトが失われてしまったため、ライブハウスを知らない世代がごっそりいまして、その断絶をいかに食い止め、さらに次の世代に繋いでいくかがひとつの課題かと思います。その一方で、人件費や物価の高騰で、チケット価格を上げざるを得ない状況もあり、ライブがよりラグジュアリーなものになりつつあるので、ひとつひとつのライブの価値観をいかに上げていくかも同時に考えていかなければならない状況です。

──あなたにとってライヴハウスを一言で表すと?

櫻井 央(duo MUSIC EXCHANGE):「新しい文化の震源地」です。中世のサロンがそうであったように、音楽はもちろん、アートやその他の文化について語り合い、より良いものが生まれ育っていく社交場、発信源であり続けて欲しいです。


▲櫻井 央(duo MUSIC EXCHANGEブッキングマネージャー)。ブッキングという仕事は、常に新鮮な感覚で作品やアーティスト、お客さんと向き合っていかなければいけないので、何事にも興味を持つことを心がけています。最近、狩猟免許を取りました。


◆Ryu Matsuyamaオフィシャルサイト
◆duo MUSIC EXCHANGEオフィシャルサイト
◆YAMAHA Presents「全国のライヴハウスに訊いた “このアーティストを聴け”」まとめ
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