MC5、53年ぶりの新作にスラッシュ、トム・モレロらが参加し「ギターの祭典に」

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『High Time』以来53年ぶりとなる新作、通算3枚目のスタジオ・アルバム『Heavy Lifting』を発表する。


フロントマンのウェイン・クレイマーは、「アルバムの間隔が短期間で済むバンドもいるが、僕には長い期間が必要だった!」と、『MOJO』誌のインタビューで語っている。そして、トランプ政権やパンデミックという意気消沈する出来事が続いたのが、意図せず、アルバム制作へと繋がったという。

「自分にとって、無意味だという感覚への一番の薬は、創作活動を起こすことだと十分承知している」と言い、MC5の新シンガー、Brad Brooksと曲を作り始めたそうだ。2022年半ばには15曲が完成しており、古くからの友人、プロデューサーのボブ・エズリンに聴かせたところ、「ボブから“素晴らしいじゃないか。君はMC5の新しいアルバムを作ってる!”って言われた。僕はそんなこと考えていたわけではなかったが、“そうかもしれない…”って応えたんだ。それで僕ら、“アルバムを作ろう”ってなった」という。

『Heavy Lifting』は、エズリンがプロデュースし、デニス・マシンガン・トンプソン(Dr)が2曲でプレイしているほか、スラッシュ、トム・モレロ、ヴァーノン・リード、ドン・ウォズらが参加予定で、クレイマーいわく「このアルバムはギターの祭典だ。みんながギターを強打してる。それが僕のゴールだ。ギターのオーバーロードだ」という。

リリースは2024年春を予定しているそうだ。

Ako Suzuki
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