【ライブレポート】Rides In ReVellion、ツアーファイナル「同じ歩幅で歩いて行こう」

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2023年も間もなく終わりを告げる12月23日、Rides In ReVellionの2023年ワンマンツアーファイナル公演<DAYBREAK FRONTLINE>が大阪MUSEで開催された。

◆ライブ写真

ツアー開始目前にリリースされたシングル「夜明け最前線」を携え、その曲名を冠に9月から約3か月をかけて全国24か所を巡ってきたRides In ReVellionの集大成──ステージという光を浴びて波打つ音の振動に、明日を願う彼等の「最前線」がこの場所に在った。


透き通るような青いミラーボールに飾られたフューチャーダブステップのSEからライブが幕を開け、観客のメンバーを呼ぶ声に圧倒される。黎(Vo)の「此処で逢えた運命を祝福しよう──」の一声とともに、TaJI(G)と椿(G)の歌うようなツインギターで 1 曲目を飾るのは「F.A.T.E.」。疾走感とメロディアスが交差する始まりの曲だ。

「最高のライブを迎えましょう、Rides In ReVellion 始めます」

渚(B)の重低音からテクニカルな決めを魅せてぶっ飛ばすナンバーは、3月に志雄(Dr)が加入し5人体制となって初めての曲「モアザンワーズ」。会場全体が揺れる感触が伝わってくる激しさと感情的なフレーズのまま、とことん暴れる「衝動 DIRTY」へと続き、マイクスタンドを携えてセクシーに歌い上げる黎と会場のハンドクラップが混ざり合う。間にキメるベースのブレイクには思わずオーディエンスから歓声が上がっていた。そんな会場の熱をさらに上げるように、休ませることなく激しい煽りが繰り出され、激情的な「死にたい夜を越えて」は割れるような客席との声の掛け合いで満ち満ちていく。


ツアー開始直前にリリースされた「夜明け最前線」収録の「GREED」が、このツアーで培われた一体感を表すように掛け合い、煽りとともに繰り出される。メンバー全員のコーラスに負けじと会場も叫び声を上げて、ボルテージは留まることを知らない。破茶滅茶に盛り上がる BPM の早いアウトフレーズから続く重たい「Awakening BRAVERY」のイントロ、走り抜けるような錯覚さえある曲の流れにあっという間に7曲目を迎えてしまっていた。

ふと訪れた暗転の中、透き通るピアノサウンドとともにしっとりとした黎の歌声が響き渡る。Rides In ReVellion 随一のバラードソング、「アムネシア」だ。その静まった雰囲気を緩やかに呼び醒ますかのようなイントロと、打ち付けられたヘヴィなサウンドが再び会場を彩った。


スローチューンでありながら重厚な「Sense」の展開でじわじわと再び会場に熱が戻って来る。そしてまるで殻を破るかのような一声、「JIHAD」に一気にその場の空気が変わったのがわかる。大阪 MUSE ならではの真っ赤で鋭いレーザーライトがホール全体を切り裂き、爆発的な楽器隊の一体感がまさに「ライブ」という空間を生み出していく。

「やり切ったね俺ら! ちゃんとたどり着けたよ! 誰一人欠けることなく!」

ツアーファイナルにして拠点である大阪で、いかにもRides In ReVellionらしい、笑いが零れて和むような“実家感”のあるMCをしながらも、晴れ晴れとした笑顔で語られる言葉に会場が湧く。

そこから「最終列車 桜通り 手を振るキミへ」。青い光に染まった会場に広がる「ANOXIA」でさらに感情を揺さぶってくる。《僕が君の酸素になるから》と伝えるその切望した声は、エモーショナルな気持ちにさせてくれる。曲それぞれに込められた想いの強さが物語っているのだろう、演奏に負けんばかりの会場いっぱいに響くオーディエンスの声がアンサーだ。


ここに来てまだまだ怒涛の流れは止まらない、志雄の脳天を衝くようなドラムソロ回しに渚のスラップサウンドが交差し、バンドサウンドを聴かせるイントロダクションに手拍子の音が同調する。変異的な始まりの「Allergy」では、会場はジャンプモッシュの嵐で沸き立ち、頭を振り、ブレイクダウンに折り畳みとライブノリMAX盛りのまま黎が叫ぶ。

「もうどうなってもいい! ここでこの喉が終わってもいい!」

疲れ知らずの客席は上下左右波打ち、黎の求めたホールどころか楽屋まで聞こえる“クソデカボイス”が響き、TaJI と椿は気づけばステージ上から姿を消し、客席最前列に。極め付けと言わんばかりに繰り出されるウォールオブデス。会場には熱気が渦巻いている。大狂乱の「MIRAGE」を経て、あれほど叫び、煽り、歌っていたのに、潰れるなんて素振りを見せることは一切無く「Eternal ~渇望の空~」へ続く。


「正直、今年の初め、俺もしかしたらここまでかもしれないと思ってました。2015年の5月から始まって9年間、このRides In ReVellion続けてきたけどさ、ここまで本当にもうダメかもしれないと思ったのは人生で初めてで……自分でもどうしたらいいか解りませんでした。もう無理かもしんない、そんな思いが日に日に押し寄せてきて。メンバーにその話をしました。賭けでした。この一年」

志雄の加入、「モアザンワーズ」「夜明け最前線」を世に生み落とし、ゴリラホールという大箱での周年公演。バンド至上最上スケジュールの<DAYBREAK FRONTLINE>ワンマンツアーを終えて、今日12月23日を迎え──今この瞬間、黎をはじめメンバー達の顔は何かが吹っ切れたような、覚悟を決めた輝きがある。

「ミュージシャンとしても、一人の人間としても、間違いなく一番幸せな日々だったよ! だから俺は、もう迷いません。Rides In ReVellion、いつ解散するかわかんないバンドだなってずっと言われ続けてきたけど、今でも残ってんだよ! 生き続けてんだよ俺たちは! 契約書も何もない俺達のこの勝手な旅に、ついて来いとは言いません。だけどこれからも一緒に、歩いてくれると嬉しいです。一緒に希望を、掴みに行こう──」


その言葉を指し示すかのように、ツアータイトルにもなった「夜明け最前線」の煌めくイントロが、観客の挙げる掌を照らした。地平線から一筋差し込むよう光のように、マジックアワーのように白い光がホールを包み、同期もない、なんの混じりけの無い合唱が加わって壮観の光景が目前に広がっていく。このツアーを体現し、そしてRides In ReVellionの行く先を象徴する曲で絞められた本編の後、拍手から湧き出したアンコールの声は一切衰えることなく響き渡っていた。


心臓が飛び跳ねるような一閃でアンコールをぶった切る「Rosé」は、夜明け最前線に収録されている楽曲だ。今の5人で奏でる新たな姿へと生まれ変わった曲とともに、晴れやかな顔でステージに戻ってきたメンバーには笑顔が絶えない。多くの観客と同じくしてツアーTシャツやパーカーに身を包み、MCでは渚がベース本体に変身したりと、思わず笑ってしまうような彼等らしさで各地の公演やツアーファイナルの裏話を振り返った。

TaJI がアコースティックギターに持ち替え、柔らかな椿のクリーントーンと絡み、今この瞬間を表すような「道 -TAO-」が奏でられ、Rides In ReVellionの行く先の空を思い浮かべる。そしていよいよ最終フェーズに入った中で、空間はこれからの希望であふれる言葉でいっぱいになる。しかし稲妻のようなドラムフレーズでインする「Close.」に先ほどまでの和やかな空気は一転して激しさを取り戻し、振り上げられた拳に今日何度目かわからないほど会場が揺れる。

「一緒に行こうよ! ついてこなくていい、一緒に足並み揃えて、歩いて行こうぜ!」


数々の曲の中で、今日一貫して、「共に」「一緒に」というフレーズが伝えられてきた。これからも歩みを止めず、同じ歩幅で一緒に、この先も共に、皆と進んでいきたい──そんなメッセージがこのライブのすべてに込められているのだろう。

Rides In ReVellionの代表曲「カレタソレイユ」で締め括る会場は、余韻が収まらないまま、誰もが笑顔でライブの終演を迎えた。終演後の映像にはツアーの様々な情景が映し出され、この大阪MUSEでの公演もしっかりとそのメモリーに刻まれていた。2024年春のニューリリース「パーフェクト・ブルー」、東名阪のツアー、そして新しいイメージビジュアルの情報解禁で会場は最後の盛り上がりを見せた。


<DAYBREAK FRONTLINE>ツアーを完遂したRides in Revellionに、迷いはもう無い。まだまだこの先、希望の光を携えて歩んでいくのだろうと思えるライブだった。

   ◆   ◆   ◆


◾️黎 コメント
『DAYBREAK FRONTLINE』
過去最大規模のワンマンツアー無事に完遂する事が出来ました。 まずは参加して下さった皆さん、本当にありがとうございました。
24箇所 25公演、長い旅の中で得たものが沢山あります。
これだけ連続で毎週末LIVEをしていると、ステージから見える景色もほとんど同じに見えてしまうのかなとツアーが始まる頃は思っていましたが、大きな間違いでした。
一つ一つのLIVEにそれぞれのドラマがあって、同じ曲、同じ流れだとしても全く違う表情になる、LIVEの“自由さ”を改めて感じながら各所のステージに立っていました。
だからこそ、ハードスケジュールの中でも一度もLIVEに対してネガティブな感情になる事も無く、次の公演が楽しみで仕方ないという気持ちで25公演をやり切る事が出来ました。
演者側のテンション感はファンの皆さんの熱量に左右される事も多いので、各公演を前のめりな姿勢で楽しんでくれていたファンの方々に本当に感謝しています。
2024年は新曲「パーフェクト・ブルー」のリリースとそれに伴うワンマンツアー<群 青>も発表され、 夏の9周年へ向けて盛り沢山な内容となっていますが、 『DAYBREAK FRONTLINE』を経てまた強くなったファンの皆さんとの絆で、どこまでも駆け抜けて行きましょう。
2024年も宜しくお願いします!

   ◆   ◆   ◆

セットリスト

01.F.A.T.E.
02. モアザンワーズ
03.衝動DIRTY
04.死にたい夜を越えて
05.GREED
06.Awakening BRAVERY
07.アムネシア
08.Sense
09.JIHAD
10.最終列車 桜通り 手を振るキミへ
11.ANOXIA
12.Allergy
13.MIRAGE
14.Eternal~渇望の空~
15.夜明け最前線

En1. Rosé
Rn2.道-TAO=
En3.Close.
En4.カレタソレイユ



TIMEZONE Records 移籍第二弾シングル「パーフェクトブルー」


2024年4月9日( 火 ) Releas
詳細後日解禁

<『パーフェクト・ブルー』リリースワンマンツアー 「群青」>

2024年
4月12日(金)HOLIDAY NEXT NAGOYA【名古屋】
4月19日(金)心斎橋 soma【大阪】
5月2日(木)渋谷近未来会館【東京】
OPEN 18:00 START 18:30

■Ticket 【FC 先行抽選】
SS チケット JESUS プラン
S チケット INNOVATOR プラン
ADV ¥4,000 抽選販売
2023.12.23( 土 )22:00~2024.1.14( 日 ) 23:59

■購入ページ URL
https://fanclove.jp/club/ridesinrevellionofficialfanclub 【一般】

A チケット
ADV ¥5,000 DOOR ¥6,000 抽選販売
2024.1.15( 月 )21:00~2024.1.31( 水 )23:59
2024.2.03( 土 )21:00 先着販売

■購入ページ URL
4.12( 金 ) HOLIDAY NEXT NAGOYA
https://t.livepocket.jp/e/0413holiday
4.19( 金 ) 心斎橋 soma【大阪】
https://t.livepocket.jp/e/0419soma
5.02( 木 ) 渋谷近未来会館【東京】
https://t.livepocket.jp/e/0502kinmirai
入場順 :SS→S→A
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