LIL LEAGUE、1stアルバムよりリード曲「Lollipop」MV公開。テーマは「表と裏」

LIL LEAGUEの1stアルバム『TRICKSTER』より、リード曲「Lollipop」の音源とMVが公開された。

◆「Lollipop」MV

楽曲タイトル「Lollipop」は棒付きのキャンディーを意味する英単語で、歌詞のテーマは「表と裏」。人々は甘く華やかな世界に憧れるが、その裏には苦く辛い経験がつきもの。そして、人々の前で特段明るいスポットライトを浴びるアーティストたちは、ひとつ言動を間違えれば闇に堕ちるリスクと隣合わせの日々を送っている──という意味が込められている。

誰もが耳にしたことのある印象的なメロディーはエドヴァルド・グリーグ作曲の戯曲「山の魔王の宮殿にて」を引用したもの。舞台「ペール・ギュント」において、主人公が魔王の手下達に追われる場面に合わせて作曲された内容で、表と裏をテーマにした「Lollipop」においてもスリリングかつミステリアスな印象を際立たせている。トラックには様々な効果音(サウンドエフェクト)が取り入れられているほか、アウトロではリズムパターンが変化するなど、LIL LEAGUEらしい遊び心あふれるサウンドに仕上がった。
　
ミュージックビデオは歌詞のテーマである「表と裏」を、煌びやかな表の世界にいるメンバーと裏の世界にいるメンバーを操り人形に見立てている。表と裏の世界を行き来しながらアーティストである自分たちは操り人形ではなく自分たちのクリエイティヴや世界を発信していくことを表現。

撮影は台湾に実際にある現地では撮影ロケ地としても使用されている廃遊園地がある「石頭公園」と「Lihpao Resort」の遊園地で撮影された。不気味な雰囲気が漂う廃遊園地の観覧車とライトアップされ巨大なアメが合成された遊園地の観覧車前のスピーディーなパフォーマンスに注目だ。遊園地と“廃”遊園地で撮影された二面性の比較、考察も楽しめる作品となっている。