Spitfireツアーで、元Soundgardenおよび元Nirvanaのメンバー、Biafraとともにコンビを構成

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「ああ、俺はまるまる4日間、またバンドに参加していたんだ」と、元Dead KennedysのリーダーでNo WTO Comboのシンガー、Jello Biafraは語る。このNo WTO Comboには元SoundgardenのギタリストKim Thayilと元Nirvanaベーシスト(そしてパートタイムでSpitfire Tourに参加している)Krist Novoselicも参加している。 このコンビは昨年の世界貿易機構(WTO)をめぐる騒動のさなかに1回限りのイベントとして実現したもので、その内容が録音されたアルバムが内5月8日にBiafraが所属するAlternative Tentaclesレーベルからリリースされる。このアルバムには『The No WTO Combo: Live From The Battle In Seattle』というタイトルが付けられている。このバンドは実際にはSpitfire Tourから派生したもので、このSpitfire Tourは3月28日(火)夜にニューヨークにやってきた。

BiafraはLAUNCHに対し、WTOへの抗議イベントへのミュージシャンの出場を考えたのはIndependent Media CoalitionのDan Merkleだったと語っている。「多くの著名人の名前が挙がったが、みんな何らかの理由をつけて断ってきたんだ。困ったなと思ってたところにちょっとした出来事があったんだ」と彼は言う。「そこに、Krist(Novoselic)が電話しきてこう言ったんだ。“ちょっとバンドをやってみようぜ?”ってね。それで、KristとKim、そして彼らと一緒にやっているドラマーのGina Mainwalと一緒にNo WTO Comboを結成したんだ。そして大小さまざまなグループと話をしたり、ちょっと逃げたりしながら、リハーサルの時間をとって、うまくいきますようにって願かけて、ビルの外側を警官や催涙ガスが囲む中、ステージ上でさっと演奏を行ったんだ」

Spitfireツアーからはさらに(Spearheadのリーダーの)Michael Frantiが このWTOへの抗議イベントでオープニングを務めようと申し出た。

 WTOは国家間の貿易に関するルールを制定する独立した世界的貿易機関。'99年11月末から12月初めにかけてシアトルで行われたWTOの会議中、労働者の権利や人権、年少者労働や環境の保護など、WTOの活動範囲に含まれるさまざまな分野においてWTOに対する抗議活動が起こった。
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