服役中のウータン・クランのメンバー、出所と地域奉仕活動従事を認められる

ポスト
Wu-Tang ClanのメンバーでラッパーのOl' Dirty BastardことRussell Jonesは9月21日(木)、ロサンゼルス上級司法裁判所にて一種の刑期軽減措置を認められた。Bastardはこの日、ドラッグ中毒の治療を受けていたカリフォルニア州パサデナの薬物依存治療施設、Impact Houseの代理人と共に出廷。裁判官は彼に対し、監督下での12時間の地域奉仕活動に従事する許可を与えた。この承認により、問題の多いラップアーティストBastardは、監督官と他の囚人と共に刑務所を出てることを許される。

Bastardは、今年1月にニューヨークのクィーンズ刑事裁判所で保釈を受けた後、3月に公共の場で酔っている姿を見つけられ、保釈規定違反として6月から180日の服役に課せられていた。12月20日には再び出廷し、経過報告を行なわなければならない。11月に米国発売が予定されているWu-Tang Clanの新アルバム『The W』には参加する。

Bastardは、奇怪な行動や法と衝突を繰り返していることで知られている。'98年のグラミー賞授賞式では、他のアーティストの授賞スピーチに割り込み、奇妙なスピーチを始めて一騒動になった。'99年の2月には、ニューヨークで無謀運転と警官に銃を突きつけた疑いで逮捕され(銃のほうの容疑は後に晴れた)、同じ週に今度はナンバープレートのない車を運転して逮捕されている。さらにその翌月にはロサンゼルスで再び無謀運転で拘留され、その後防弾チョッキを着用していたために逮捕されている(カリフォルニア州では重罪人の防弾チョッキ着用を禁じている)。

記:Janine Coveney、ロサンゼルス
この記事をポスト

この記事の関連情報