ポール・マッカートニー、日本でのマリファナ事件を語る

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Paul McCartneyがBeatles解散後に結成したバンド、Wingsは'71~'80年まで続いた。最近になってそのアルバム『Wingspan』がリリースされ、また同名のテレビドキュメンタリーが5月11日(金)午後9時(米東部/太平洋標準時)からABCで放映される。'80年1月16日、日本公演のために成田空港に到着したWingsは、McCartneyがマリファナ所持で逮捕された際、突然、活動を停止した。彼は9日間拘留された後、日本のプロモーターにツアー中止で生じた損失額を返済しなければならなかった。

McCartneyは事件を振り返り、おかしさと当惑を交えながら次のようにLAUNCHに語る。「事件をずっと振り返ってみると、そんなことをしたなんて信じられないよ。バカげたことだけど、これもフィルムに収めて、その部分を大きく扱っている。“信じられない……”と思うけどさ。税関で係員が僕のスーツケースを開けて、けっこうな量を取り出したんだ。かなりの量(のマリファナ)をね。何が起こっているのか分からなくて、ほんと、その場面を見るとぞっとするよ」

McCartneyのスーツケースにマリファナが入っていたからWingsが解散した、ということに納得しないファンもいるだろう。McCartneyによると、そうでないとも言えないとのことだ。彼はこうLAUNCHに語る。
「精神的にそうだったのかもしれない」「それと関連した何かがあったのかもしれない。Wingsから抜け出そうとしていたところだったんだ。それに、もっと言うと、ツアーのリハーサルをあまりしてなかったし、準備不足だった。グループを脱退するのに、逮捕されて9日間も刑務所に入れられるなんて信じられないけどさ。それが現実だけど、もっと楽な方法があると思うよ。あと、契約不履行でプロモーターに100万(英国)ポンドを支払わなければならなかった。何かもっと深い、精神的なものがひとつあったのかもしれないと思う。あの頃はヘンな時期だったよ」

Gary Graff, Detroit LAUNCH.com
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