メンフィスの伝説的ソウル/ブルース・シンガー、ルーファス・トーマスが84歳で死去

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「Do The Funky Chicken」「Walking The Dog」などの代表曲で知られるソウル/ブルース・シンガーRufus Thomasが12月15日、メンフィスで死亡した。84歳だった。Thomasは11月の感謝祭以降、短い間入院していた。

70年以上におよぶThomasのキャリアは、ボードビルやラジオのディスク・ジョッキーなど多岐にわたる。メンフィス・サウンドを特徴づけることにもつながった彼の音楽は、レコード・レーベルSunとStazを成功へと導いた。Thomasは'53年、Big Mama Thorntonの「Hound Dog」に対する曲として「Bear Cat」をリリースし、最初の成功を収めた。これはR&Bチャートで3位を記録し、Sunにとって初めての全国的ヒットとなった。Thomasと彼の娘Carla Thomasはまた、Staxレーベルにとって、最初にレコーディングをしたアーティストとなった。

Thomasのキャリアの中で最も大きなヒットは「Walking The Dog」で、'63年にトップ10入りしている。またこの曲はTheRolling StonesAerosmithがそれぞれの1stアルバムでカヴァーしている。'79年代初め、Thomasの「Do The Funky Chicken」「(Do The) Push And Pull Part I」「The Breakdown (Part I)」はすべてトップ40とR&Bチャート入りを果たした。

Thomasは、伝説的ギタリストのB.B. KingやIke Turnerなど、多くのアーティストのデビューの手助けをしたとして評価されている。また'93年にはR&Bファンデーション・パイオニア・アワードを受賞し、'01年にはBlues Hall Of Fame(ブルースの殿堂)入りを果たしている。彼はメンフィス・ミュージックに対する貢献が多大であったため、市は道に彼の名前を付けた。

Sue Falco, New York LAUNCH.com
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