マイケル・ジャクソンのチャリティ・シングル、プロデューサーのポルノ関与発覚で発売中止に

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Michael JacksonのアドバイザーがSony Musicに対し、チャリティ・シングル「What More Can I Give」の廃棄を求めた。これは同曲のエグゼクティヴ・プロデューサー、F. Marc Schaffelがゲイ・ポルノ産業に関与していたことが発覚したためとLos Angeles Times紙は伝えている。

最近Sonyとの争いが公に取り沙汰されているJacksonは、レーベル側がこのシングルのリリースを拒否したと主張していた。彼はまた、最新作『Invincible』のプロモーションが不十分だったとし、Sonyを非難している。それによると、SonyのCEO、Tommy Mottolaは人種差別主義者で、レーベルはアフリカ系アメリカ人のアーティストから搾取を企てているという。

「What More Can I Give」は、マクドナルドが同シングルを各店で販売するという数百万ドルの契約から手を引いたことで、発売が取りやめになった。情報筋によれば、マクドナルドは'93年にJacksonが児童への性的虐待事件を起こし、後に2000万ドルを支払って解決していることから、消費者のネガティヴな反応を買うのではと恐れているという。

Times紙が入手した内部記録と資料によれば、Jacksonのアドバイザーらは「What More Can I Give」のプロデューサーにSchaffelが起用されて、JacksonがSchaffelと曲の権利に関する契約を交わしたことを受け、Sonyに同曲の廃棄を求めたという。Jacksonの代理人はコメントを控えているが、Schaffelの経歴が判明してからすぐに彼と縁を切ったとTimes紙に話している。Sonyもコメントを控えており、またマクドナルドの代表からも7月11日(木)夜の時点でコメントをとることはできなかった。LAUNCHは7月12日(金)にSonyと連絡をとり、コメントを求めたが、現時点では返答が得られていない。

Schaffelは無数のゲイ・ポルノビデオをプロデュース/監督しており、アダルト・フィルムビジネスにおける経歴を隠しているわけではないと言う。「私の人生に隠し事などない。Michaelとは友達だ……。これはもっと大きな争いがあるために、このシングルを廃棄しようとする得体の知れない脅しがかけられたんだと思う。結局、多くの人々を救うことができなくなり、残念だ」

JacksonとSonyのいがみ合いをよそに、Reverend Al Sharptonは、キング・オブ・ポップのJacksonはメディアの喧噪が静まれば、放免されると今でも信じている。SharptonはNational Action Network(NAN)サミット開催中に記者会見に応じ、彼の活動にJacksonが参加してくれて嬉しいと報道陣に語った。

「NANサミットの開催を決めたとき、常にビッグセールスを記録しているMichael Jacksonが参加してくれるとは夢にも思わなかった」「普段は、このような高揚感を生みだしてくれる人々なくしてスタートするのだが、すべての霧が取り払われれば、彼が未だに常にいちばんのレコードセールスを記録しているというのが分かるだろう。彼は人種差別に取り組まなければならないと言ってくれたのだ」

Chiam Chad Dougatz and Lucy Tauss, New York (C)LAUNCH.com
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