児童ポルノ不起訴のピート・タウンゼント、自伝執筆やチャリティの計画を語る

ツイート
Pete Townshendが英国で大騒ぎとなったあの事件について、沈黙を破った。Whoのギタリストである彼は、児童ポルノ容疑で逮捕されたが、起訴されてはいない。
Townshendは『Rolling Stone』誌に電子メールを送り、次のように記している。
「普通の状態に戻りたいんだ。この件があって、チャリティ(Double-O)の骨組みと、“虐待を受けた人たち”への取り組み方をきちんと形式化することにした。将来、みんなに僕の仕事をもっと知ってもらえるようにね。この分野については謙虚に、控えめな姿勢を保ってきたと思う。でも、それが裏目に出た」

Double O Charity(“O”はWhoの英国のストリートでの発音と同じ)は児童虐待と麻薬、アルコール中毒を救済するチャリティ。

「自伝『Pete Townshend (Who He?)』を完成させるつもりだ。書いているんだけど、書き終わるのはかなり先になりそう。でも、今は完成を目指して先へ進めたい。みんなには僕の人生について読んでもらって、僕という人間の本当の姿を分かってもらいたい。今年中には書き終えたいよ。出版は来年になるだろうね」

「最後に、ストリートに出て人々と会い、支援してくれた地元のみんなと笑顔で握手したい。でも、同時に態度を“決めかねている”人たちにも、僕の目を見てきちんと判断してもらう機会を持ってほしい……。テレビじゃダメなんだ。今はとても傷ついて、クレイジーで、ハッピーで、感謝して、悔しく、忙しい」

音楽活動についてTownshendは次のように書いている。
「できるだけ早く奮起してプレイしたい……。Whoのファン?普通の生活を続けてもらえればと思っている。Roger (Daltrey)が揺るぎない支えなんだ」

Townshendは1月13日、英国警察のインターネット児童ポルノ捜査でロンドンの自宅で逮捕された。58歳の彼は数カ所の児童ポルノサイトへアクセスしたことを認め、1ヵ所ではサイトに入るためにクレジットカードを使ったと捜査官に話している。Townshendは母方の祖母と暮らしていた幼少期に、自らも性的虐待を受けたことを自伝で明かすためにリサーチしていたという。

Townshendは現在、児童ポルノ容疑から解放されているが、正式な警告を受けており、英国の国家性犯罪者登録簿に「通常の注意勧告手続きに則って」5年間掲載されることになっている。

(C)LAUNCH.com
この記事をツイート

この記事の関連情報