ヒップホップだけど、盛り上がり方はテクノ?! 個性溢れるアルファのライヴ

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7月にシングル「ガンバリスギDEナイト」と「アサガキタ」の対照的な2枚のシングル曲を同時リリースした2MC&1DJから成るアルファ。メジャー・デビュー曲「エクスタシー温泉」ではDJ TASAKAによるエレクトロなトラックでラップするというスタイルが、“ヒップホップの異端児”と言われるきっかけになった。彼らはそのテクノ的なアプローチを自分たちのものに昇華し、そのスタイルを様々な音を加えながら進化させている。

そんなアルファのワンマン・ライヴが8月22日に新宿リキッドルームで開催された。チケットはソード・アウトなだけに、会場にはたくさんの人が押し寄せ、始まる前からフロアの空気がうすい……。時間をちょっと過ぎたところで、登場した3人は、「アサガキタ」をオープニングでキック。DJ SUZUKIもマイクを握り、3人でステージで歌う。SUZUKIがマイクを握ることはあまりなかったようで、会場からはどよめきと歓声が。なんとも爽やかな歌なのだが、これから繰りひろげられるライヴを前にテンションの上がり具合が感じられた。その後は、一気にアルファ・ワールド。昨年リリースされた『エンドルフィン』収録曲を中心に、4つ打ちのビートに会場が揺れ、歯切れのいいTSUBOI&WADAのラップで会場を一気に煽る。ヒップホップなんだけど、身体が揺れまくるこのヴァイブはテクノ。なんともユニークだが、ライヴでは最強に盛り上がるサウンドなのは間違いない。また、ところどころのMCもアルファの魅力のひとつだ。WADAの語りはそれはそれはリアルで、会場とステージをより近づける。

途中ではギター音&ダンスのパフォーマンスなどもあり、その後も「エクスタシー温泉」でさらにヒート・アップ。最後は最新シングルの「ガンバリスギDEナイト」で締めくくった。人気急上昇を実感させられたアルファのライヴだった。

そして、今週末、W和田POSSEでおなじみ、MICADELICのライヴにアルファも出るよ~!

<MICADELIC LIVE ITSELF>TOUR FINAL
2003年8月31日(sun)@新宿LOFT
OPEN 18:00 START 19:00
GUEST:アルファ、GAGLE、AFRO13 & SPECIAL GUEST
ADVANCE ¥2,000/AT DOOR ¥2,500 + 500(DRINK)
info:POSITIVE PRODUCTIONS 03-5412-8417

文●バークス

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