マイケル・ジャクソン、被害を受けたとされる少年の体調が悪化

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AP通信によると、マイケル・ジャクソンから性的虐待の被害を受けたとされる少年の体調が悪化しているという。少年は現在、家族といっしょにメディアの目を避けて小児癌の治療を続けている。

彼は腫瘍を除去する手術で腎臓と脾臓、副腎を失ったと伝えられており、法廷で証言する状態ではないという。また、情報筋は少年と家族について「彼らは隠れている。めったに表に出ない」と話している。

先日、少年を診断した精神科医が、虐待の痕跡の有無を当局に知らせた。弁護士のウィリアム・ディッカーマンは、検察は強力な証拠を持っているはずだと言う。彼は「検察がはっきりとした証拠も無く有名人と法廷で争うだろうか?」と話している。また、虐待の痕跡が無かったとしても、精神科医から何らかの証拠を掴んでいるとも言う。

一方、少年の家族はジャクソンの身辺を案じており、'93年の事件のように示談によって大金を略取する意志はなく、静かに暮らしたい様子だという。

ジャクソンの弁護士、マーク・ゲラゴスとサンタバーバラ検察のトム・スネドンからは、法定外での発言を制限されているため、詳しい情報が得られてない。

マイケル・ジャクソンは昨年11月に児童虐待容疑で逮捕。未成年者にわいせつ行為を働いた容疑7つと、アルコールに関する容疑2つの、合計9つの容疑に問われている。1月16日(金)に行われた罪状認否では無罪を主張し、全面的に争う構えを示した。

T.Kimura
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