【速報】bird“チャンス”の総まとめ、ツアー最終日レポート

ポスト
'03年にシングル「チャンス」、アルバム『DOUBLE CHANCE』を続けてリリースしたbird。そんな彼女の3つ目の“チャンス”、ツアー<bird tour 2004 TRIPLE CHANCE>が2月からスタート。最終日3/11の渋谷AXは、birdのライヴを観ようとたくさんの人で埋め尽くされた。

今回もギター、ベース、ドラムにパーカッション、キーボードを加えたバンド編成でのステージ。イントロでバンドの演奏が始まり、少しづつ会場が温まる中で、birdが登場! いつ観てもちっちゃいな~~~と思ってしまうのだが、歌声が響くと会場を覆ってしまうほどの大きな存在感、その声の力は本当に魅力的だ。『DOUBLE CHANCE』の収録曲「受けついだもの」で幕をあけ、続いて名曲「空の瞳」で一気にグルーヴに乗ってbirdは羽ばたき、会場も一体に。バックのしなやかで力強いサウンドが、birdの声とぴったり合う。前半ではスティールパンやパーカッションが響き、ジャジーにそして南国の香りを漂わせた「パズル」、そしてしっとりと唄った「喜怒哀楽も」を披露。birdの声は以前よりもっと深みと色気がでて、より一層シンガーとして“色”がはっきりとでてきたのでは……と一番感じた瞬間だった。赤いスポットライトで照らされたbirdは、まさに今の彼女自身の内側から発する強さを象徴するようなそんなステキな色だった。

中盤には「温泉に入った気分で歌ってや~」とみんなで「VIVA SPA!」のサビを歌いながら楽しく演奏。MCでは草津温泉に行った話をし、「年齢層高い中で、湯もみを経験してきた~!」と楽しそうに語っていた。

後半はちょっとロックよりのアレンジで「よみがえれ」、「GAME」などを披露。そしてツアーの始まりとなったシングル曲「チャンス」を披露して本編終了。さらにアンコールに入る前には観客と一緒に記念撮影したり、観客へプレゼントをあげるなど、まさに観客にとってもビッグな“チャンス”あり! アンコールはデビュー曲「SOULS」を観客と大合唱し、「さらば」でしっとりとしめて幕を閉じた。確実にbird自身が『DOUBLE CHANCE』を自分のものにして披露した今回のライヴ。以前のBARKSでのインタヴュー(その内容はこちら../feature/?id=52328131)で「自分が動くことで何かも動く」と語っていたように、動いた形がまさに一番いい形で観客に伝わって最高のエネルギーを作り出したライヴだった。

<bird tour 2004 TRIPLE CHANCE>
2004年3月11日 @ 渋谷AX

1. 受けついだもの
2. 空の瞳
3. 私的パートナー
4. パズル
5. 喜怒哀楽も
6. 廃墟のダンスホール
7. VIVA SPA!
8. ふくらみ
9. よみがえれ
10. GAME
11. マーメイド3000
12. マインドトラベル
13. チャンス

アンコール
1. SOULS
2. さらば
この記事をポスト

この記事の関連情報