クリスティーナ・アギレラのCDでテロ容疑者を虐待

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AC/DCやメタリカといったバンドの曲が米軍の“兵器”としてイラク戦で使用されたことがあったが、今度はポップスターのクリスティーナ・アギレラのCDが、キューバのグアンテナモ湾にある米軍基地で、拘禁したテロ容疑者を拷問するために使用されていたことが明らかになった。

米誌『TIME』最新号が特集した内容によれば、オサマ・ビン・ラディンと親交があり、9・11テロ事件への関与を企てたとされる国際テロ組織アル・カイーダのメンバー、モハメド・アル・カタニに対する拷問の中で、「トイレに行かせず衣服を着たまま用を足させた」、また「睡眠を妨害するために水滴を、ある一定時間の間隔で額に落下させた」といった旧式な方法をはじめ、眠りを妨げるために「クリスティーナ・アギレラのCDをかけた」ことが、同誌が入手した極秘の尋問記録に記されていたという。

過去にメタリカのジェイムス・ヘットフィールが、メタル/ロックは「文化の違いから攻撃の道具になる」と発言したが、アギレラの曲まで使われていたことが今回はじめて分かった。米軍は戦闘中にAC/DCをプレイし、拷問にはメタリカをぶっ通しで聴かせ、そして睡眠妨害にクリスティーナ・アギレラをかけている。'89年にはパナマの独裁者、ノリエガを投降させるためにガンズ・アンド・ローゼズの曲が使用された。

アギレラは'02年に2ndアルバム『Stripped』を発表。最新作が完成間近と伝えられている。

T.KIMURA
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