ライヴ8、「Sgt. Peppers」で幕開け

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7月2日(土)午後2時、ポール・マッカートニーとU2の演奏するビートルズの「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」により<ライヴ8>ロンドン公演の幕が切って落とされた。ビートルズのメンバーが同曲をライヴでパフォーマンスするのはこれが初めてのこと。会場に集まった20万人を熱狂させた。

この後、U2、コールドプレイ、エルトン・ジョンのパフォーマンスが続き、コールドプレイのショウには噂されたとおり、元ザ・バーブのリチャード・アシュクロフトが登場し「Bittersweet Symphony」をプレイ。アシュクロフトがリード・ヴォーカルをとり、クリス・マーティンがキーボードを弾きながらバックをサポートした。

エルトンのパフォーマンスでは、ベイビー・シャンブルズのピート・ドハーティが出演。「Chidlren Of The Revolution」をデュエットした。このほか、ダイドのステージにはユッスー・ンドゥールが参加し「Seven Seconds」を、トリを務めたポール・マッカートニーのパフォーマンスにはジョージ・マイケルが登場し「Drive My Car」をデュエットした。

このほか、ブラッド・ピットやビル・ゲイツ、デイヴィッド・ベッカムらがステージに登場。出演アーティストの紹介を行なっている。

豪華ラインナップの中でも、とくに感動を呼んだのがロジャー・ウォータースを加え再結成したピンク・フロイドのパフォーマンスだった。彼らは名曲「Breathe」「Money」「Wish You Were Here」「Comfortably Numb」の4曲をプレイ。最後には、20年以上の月日を経て揃ったメンバー4人が肩をくみ、観客の声援に応えた。

ショウはおよそ10時間続き、ポール・マッカートニーのパフォーマンスで終了。「Long And Winding Road」から「Hey Jude」へと続くと、この日出演したアーティストがステージに登場。観客と大合唱しながら、歴史に残る大イベントとなったショウの幕を下ろした。

Ako Suzuki, London
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