ステレオフォニックスのケリー、ソロ・デビュー

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ステレオフォニックスのシンガー、ケリー・ジョーンズが、ソロ・デビューすることになった。ジョーンズはなんと36時間でアルバムを作ったという。

ジョーンズは、バンドのお決まりごとから離れたくてこのプロジェクトをスタートしたそうだ。「(これを制作した)最大の理由は、トップ5・シングル、No.1アルバム、18ヶ月のツアーっていうみんなが期待するものから離れたかったからだよ。もう10年もそんな生活を続けてるんだ。チャートやラジオでのオンエアなんかを気にしなくていい、面白いものを作りたかったんだ」

プレッシャーがなく楽しむことを第1の目的にしたためか、アルバムは1日半という驚異的な時間で制作できたそうだ。「即席だよ。すぐに10曲ができた」しかし別に手を抜いたわけではない。「これは音楽が好きな人のための音楽だ」とも話している。

また、ソロ・デビューする人のお決まりの台詞だが、ジョーンズはこのアルバムを出すからといってバンドを解散するわけではないと話している。

アルバム『Only The Names Have Been Changed』は3月26日発売(英国リリース)だが、すでにMyspaceのジョーンズのサイトでストリーミングできる。ステレオフォニックスを思い起こさせる部分もあるが、アコースティック色の濃いサウンドはあれほどドラマチックでもビッグでもなくリラックスして聴くことができる。なぜジョーンズがバンドとは別にこれを制作したかったのかがよくわかる。地味かもしれないが渋い1枚だ。

Ako Suzuki, London
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