ミュージシャンが怖いもの

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ハロウィーン(10月31日)にちなみ、NME.COMがミュージシャンに恐れているものについて尋ねた。お化けやホラー映画のキャラクターに始まり、犬、カメラという答えまで飛び出した。

●Lovefoxxx(CSS)
「霊よ……。ほら、グラスを床に置いとくとそれが割れるとか、交霊術みたいなやつ。わたしの育ったところでは、暗いところに行って霊とコンタクトを取るっていうのが、重大なことだったのよ。子供たちは喜んでやってたわ」

●トム・ミーガン(カサビアン)
「『It』(S・キング原作のホラー映画)が怖かった。ガキの頃、あのとんでもねえ道化師にゾッとしてたもんだよ。風船持ってる奴だよ。怖かった。とくにフレッド・ウェストの声がさ」

●ニッキー・シックス(モトリー・クルー)
「ヘビが本当に嫌いなんだ。身の毛がよだつ。スラッシュに一度、ツアーでヘビを使いたいって話したことがある。裸でヘビを巻いた女たちを登場させて、花火を飛ばしたいって思ったのさ。そしたら、スラッシュに“じゃ、ヘビと共に過ごすってわけだな。あいつらに触ったり、面倒もみないとな”って言われちまった」

●ジョン(レヴァランド・アンド・ザ・メイカーズ)
「デカイ犬が、本当に怖い。噛まれたことはないんだけど、子供のとき、親父と道を歩いててドーベルマンに出くわしたんだ。でかかったよ……、うなり声あげて、口から泡がふいてた。恐ろしかったよ。親父は歯をくいしばりながら“後ずさりしろ”って言ったんだ。俺たち文字通り、わき道に入るまで後ろ向きで歩いたのさ。以来、犬を見るとそのときのことを思い出して怖くなるんだ」

●ジョン・ライドン(セックス・ピストルズ)
「カメラの前に立つのが、1番恐ろしかったな。虚栄心を克服することを学ばなきゃならなかった。いつだって自分をよく見せたいもんだろ。ありのままの自分でいるのを習得するってのは、一生かかる仕事だ。そこにたどり着ければ、とてつもない報酬が得られるけどな」

この数年で、ハロウィーンは英国でもすっかり根づいた。小さな子供だけでなく、大人たちも仮装してパーティーへ出かける。たまたまこの日インタヴューしたパトリック・ウルフは、ゴーストの衣装をつけてパーティーをはしごすると言っていた。190センチのゴーストはかなりインパクトがあるかも。

Ako Suzuki, London
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