「初代はヒットメーカー」、克久氏、父・服部良一氏を称える

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戦後の日本歌謡界を支え“日本ポップスの父”と言われた故・服部良一氏の生誕100周年を記念して、息子の服部克久氏と孫の隆之氏プロデュースによるトリビュート・アルバム『服部良一 ~生誕100周年記念トリビュート・アルバム~』が10月17日に発売された。同作には、服部良一作曲による昭和の名曲の数々が、現代を代表する豪華アーティストたちによるカヴァーによって収録されている。

11月1日には東京国際フォーラム・ホールAにて、「親から子へ~家族の絆~」というコンセプトのもと、<服部良一 生誕100周年記念コンサート>が開催された。5,000人の観客が集まった同コンサートでは、克久氏、隆之氏のほか、徳永英明、ASKA、山崎まさよしらがゲスト出演し、克久、隆之によって新たにアレンジされた「親子3代の服部メロディ」を披露した。

ライヴでは徳永英明が「別れのブルース」、ASKAが「蘇州夜曲」、山崎まさよしが「ホームランブギ」、佐藤竹善が「一杯のコーヒーから」、森山良子が「胸の振り子」、一青窈が「東京の屋根の下」、ゴスペラーズが「銀座カンカン娘」を披露したほか、レ・フレールはピアノの連弾メドレーで「ブギウギメドレー」を演奏した。

また、各出演アーティストの代表曲を克久氏と隆之氏が新たにアレンジして観客を沸かせたほか、フィナーレでは「東京ブギウギ」を全員で大合唱。「3代でサウンドを追求していましたが、初代はヒットメーカーでした」と父である良一氏の偉大さを称える克久氏と、「娘(隆之氏の娘)が4代めになるかわかりませんが、服部メロディを敬称できるようがんばる」とコメントした隆之氏に、会場からは大きな拍手が起こった。

◆リリース情報
カヴァー・アルバム
『服部良一~生誕100周年記念トリビュート・アルバム~』
【CD】UPCI-1071 ¥3,150(tax in)
【LP】UPJI-1015/6(2枚組) ¥4,500(tax in)
2007年10月17日発売

服部良一 生誕100周年記念オフィシャル・サイト
http://www.hatkat.com/hatter100/100top.html

『服部良一』~生誕100周年記念トリビュート・アルバム~
http://www.universal-music.co.jp/hattori_cmp/
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