オーケストラの演奏とともに名バラードを歌い上げる藤井フミヤのシンフォニック・コンサートをWOWOWで放送。「皆さんの心の奥底まで届くように歌います」と藤井

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藤井フミヤ Premium Symphonic Concert 2015  7月26日(日)夜9:00[WOWOWライブ]

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 藤井フミヤがチェッカーズとしてデビューしてから30周年、またソロデビュー20周年を迎え、記念として新たに取り組んだフルオーケストラコンサート。そのツアーが「藤井フミヤ Premium Symphonic Concert 2015」として5月23日、東京 Bunkamuraオーチャードホールでファイナルを迎えた。WOWOWではその貴重な最終ライブをオーケストラの臨場感あふれる音もそのままにオンエアする。

 「TRUE LOVE」「Another Orion」など、藤井がこれまで世に送り出してきた名曲の数々を演奏するのは、指揮者・大友直人が率いる東京フィルハーモニー交響楽団。総勢50人を超えるフルオーケストラで、メロディアスで壮大なサウンドを作り出す。オーチャードホールのステージにスーツ姿で登場した藤井は、オープニングで自身の代名詞とも言えるバラード「TRUE LOVE」をしっとりと歌い、続けて「君が僕を想う夜」では、バイオリンなどの弦楽器とのハーモニーを聴かせた。そして、MCでは「この試みを2年間、15回かけてやってきましたが、今日が最後。皆さんの心の奥底まで届くように歌います」と静かに語った。第1部のラストは、新聞のCMソングでもあり「世界平和を祈って作った」という「夜明けの街」。曲の終わりに手でピースサインを作り「ラブ・アンド・ピース」と締めくくった。

 第2部では衣装を替え、ベレー帽を被って登場。1996年のリリース以来、多くの人に愛されてきたバラード「Another Orion」をホール全体に響かせると、指揮者の大友と軽快なトークを展開した。「フミヤさんは1年前とはまるで別人のよう。歌唱力もぐんと上がって、今はステージが快感でしょう」と言う大友に、「たしかに。オーケストラと最初にリハーサルしたときは、ものすごく緊張していて『TRUE LOVE』を2番の歌詞から歌い出しましたからね。30年間歌ってきて、そんなことは初めて」と笑い混じりに明かした。続けて、「愚か者の詩」ではハーモニカ演奏も。2015年の公演で新たに追加した「MY STAR」を披露すると、旅立ちの決意を歌う「Go The Distance」でフィナーレ。オーケストラの演奏ときっちりテンポを合わせながら、威風堂々たる熱唱を響かせた。
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 アンコール曲はチェッカーズ22枚目のシングルである「夜明けのブレス」。客席に座る長年のファンたちには感涙ものの名バラードを、ハープなどの美しい音色に合わせ、リリース当時より磨きのかかった声で披露した。藤井は「このシンフォニック・コンサートを通して、ボーカリストとしてはちょっとだけ上手くなったような気がします。またオーケストラと一緒にできるように頑張ります」と謙虚に語り、ステージを後にした。時にミュージカルスターのように、時に30年前と変わらぬやんちゃなボーカリストとしてステージを展開した藤井。オンリーワンの歌唱力と人間的な魅力が、充分に味わえる貴重なライブとなった。


◆◆◆WOWOW番組情報◆◆◆
藤井フミヤ Premium Symphonic Concert 2015
7月26日(日)夜9:00[WOWOWライブ]
収録日:2015年5月23日
収録場所:東京 Bunkamuraオーチャードホール
http://www.wowow.co.jp/music/fujii/

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