フレーミング・リップス、哲学を語る
先日、新作『アット・ウォー・ウィズ・ザ・ミスティックス』を発表したザ・フレーミング・リップス。フロントマンのウェイン・コイン(Vo,G)が先週、米ラジオNPRの番組に出演し、ニューアルバムとバンド、そして彼の哲学などについて語った。
コインはオープニングトラックの「ヤー・ヤー・ヤーの歌(君にあるパワー)」はスティーヴン・ドローズ(Ds)との作業で思いついたという。
「ふとしたことから“yeah, yeah, yeah…”っていうチャントを耳にしたんだ。これを使って何かできないかと思った……最初のラインが浮かんで“If you could blow up the world with a flick of switch, would you do it?(スイッチひとつで世界を吹っ飛ばせたら、やるか?)”って言ったら、答えは“Yeah Yeah Yeah”だったよ(笑)」
また、アルバムの中には政治色の強い曲があるが、バンドは必ずしも政治的ではない、と彼は言う。「ロックスターには素晴らしき幻想の血が流れている。特に政治的なバンドにはね。ある種の曲によって戦争を止められると思ってるんだ。僕らにそんな幻想はない」。
バンドは夏に<サマソニ>に出演する予定。今月はヨーロッパを廻る。前作は『ヨシミ・バトルズ・ザ・ピンク・ロボッツ』(’02年)。
T.Kimura







