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ザ・リバティーンズのフロントマン、ピーター・ドハーティを中心に結成。ドラッグの問題で度々トラブルを起こしていた彼は、ツアーに呼ばれなくなるなど、バンド内での関係が非常にギクシャクしていた。'03年にはピーター抜きでリバティーンズがフジロックに来日するも、ピーターは出演メンバーの留守中に盟友カールの家に盗みに入り逮捕される。

その後カールは、ピーターがドラッグを止めるまでバンドには戻らせないという、愛情ゆえの苦渋の決断をするも、ピーターはドラッグ治療施設を脱走。逆にカールを逆恨みし、自らのバンド、ベイビー・シャンブルズの活動を本格化させる。

ベイビー・シャンブルズは'04年にはシングル「キラマンジャイロ」(日本では'05年3月リリース)を発表。ピーターのソングライターとしての才能を改めて見せつけた名曲で、全英チャートベスト10入りを果たした。2005年6月にはグラストンベリーフェスティヴァルに出演。その後も彼の才能を支持するエルトン・ジョンたっての希望で、ライヴ8に出演するも、そのステージの評判はかんばしくなかった。

同年11月、(完成したことが)奇跡の1枚と呼ばれる1stアルバム『ダウン・イン・アルビオン』をリリース。私生活を含めた混乱と迷走がそのまま凝縮されたような内容だが、時折見せるソングライターとしての類まれな才能の輝きは色あせていない。

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