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Your Favorite EnemiesのメンバーであるAlex Foster(ヴォーカル)、Jeff Beaulieu(ギター)、Sef(ギター)、Ben Lemlin(ベース)、Miss Isabel(ヴォーカル兼キーボード)そしてCharles Moose Allicy(ドラム)がバンドを結成した2006年11月、彼らはある重大な決断をする。それは彼らの運命共同体的価値とメンバーが持つ「DIY精神」を基礎に、バンドのキャリアにおけるあらゆる側面を運営することだった。

バンドは人権問題への真摯な取り組みと、アムネスティ・インターナショナルの熱心なスポークスマンとして、若者の情熱的な代弁者として活動していた。これによりバンドは既に広く知られ、荒削りだが洗練されたメロディ感覚と内省的かつ力強い歌詞を巧みにブレンドしたYFEサウンドは、瞬く間に世界中の熱狂的音楽ファンを虜にした。そして現在彼らのファンはバンドへの情熱を傾け、有機的かつ自然発生的に、現在驚くべき数のストリートチーム、コミュニティー、ファンサイトそしてフォーラムをこの地球上の全ての主要都市に出現させている。

こうした驚異的サポートに触発され、また、この唯一無二のYFEサウンドを切望する驚くほど大量のリクエストが殺到したため、2007年4月、自主レーベルHopeful Tragedy Recordsの設立を決意。

2007年6月1日、Your Favorite Enemies初となるEP「And If I Was To Die In the

Morning…Would I still Be Sleeping With You」(セルフプロデュース曲5曲+EPのみ収録のボーナストラック1曲)を、同レーベルより全世界送料込みでたった10ドルという価格でリリース。しかし、当時のバンドのアドバイザーらは、それを無謀なやり方と決めつけ成功を疑問視。結果、彼らの強硬な反対に遭いバンドは必要なサポートを得られないという事態に直面した。それでも彼らは、忠実なファンたちを第一にするという確固たるヴィジョンを保ち続け、モントリオールから東京に至る世界中の彼らの EPを待望するファンのために、無謀とも言える低価格かつ世界均一価格でのEPリリースの実現化に踏み切った。

多くの人々が歴史的大失敗とバンドのキャリアにおける大失態を予想していたが、ファンの気持に応えるべくレーベルからオンライン・ストアのみでEPを販売するという決断は、結果としてYour Favorite Enemiesの決定的な分岐点となった。その後、仏ROCK ONE誌をはじめとする数々の国際メディアにインディーバンドとしては異例の扱いで取り上げられ、夏には東京でのmeet and greetを開催、秋にはバンド初となるヨーロッパ単独プロモーション・ツアーを敢行、2007年末にはEPの売上は3万枚を記録。加えてHopeful Tragedy Records内にマルチメディア部門を設立した。ウェブ上では斬新な企画を進め、毎週更新のポッドキャスト配信番組「YFE-TV」も制作。またマイスペース上ではライブ映像を世界に向けてリアルタイムで放送した初のバンドとなった。

2008年5月、Simple Planとともに回った日本ツアーで大成功を収め、6月17日にリリースされた2ndアルバム、『Love Is A Promise Whispering Goodbye』は6万枚以上の売上げを記録。そして名高いゲームシリーズ『ディシディア ファイナルファンタジー』に参加した。