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イベイーは、フランス及びキューバ出身の双子姉妹デュオ。祖先がヨルバ人であり、名前の由来はヨルバ語で「双子」を意味する。歌は英語とヨルバ語で歌われている。

両姉妹はパリで生まれたが、生後2年間はキューバのハバナで暮らしていた。父親はかつてイラケレで名を成し、その後ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブで活動したパーカッショニストのミゲル"アンガ"ディアス(英語: Anga Díaz)。

2006年、両姉妹が11歳の時に父ミゲル"アンガ"ディアスは45歳で死去。その後、父親が使用していた楽器であるカホンの演奏及びヨルバの民族音楽を学び、サンテリアの影響を受ける。母親はベネズエラ系フランス人の歌手であるマヤ・ダグニーノ。母はイベイーのマネジャーや作曲のアドバイザー等としても娘を支援している。

2013年にイギリスのインディー・レコードレーベル、XLレコーディングスと契約。同年、両姉妹の姉が死去。2014年9月9日、デビューEP『オヤEP』を発売。タイトル曲の「オヤ」は、ルイ・ヴィトンの2014〜15秋冬レディース・コレクションの広告キャンペーン曲に採用される。

2015年2月17日、セルフタイトルデビューアルバム『イベイー』を発売。亡くなった父、姉、かつて兄のように慕っていたというDJのキッド・アトラスの死去の追悼を含む内容の作品となった。フランスのSNEPアルバムチャートで15位を記録した。

2017年にリリースされた『Ash』は、より直感的で、パワフルな政治的ステートメントを含んでいる。公開された「Deathless」(カマシ・ワシントン参加)は、メンバーのリサの実体験をもとに、警官による暴行や人種差別といった組織的抑圧に限らない、あらゆる不正に対する彼女たちの強烈な声明だ。またアメリカの大統領選期間中に作曲されたというアルバムタイトル曲「Ash」は、希望が失われた全ての場所からポジティヴな力を引き寄せる曲を書こうとして生まれたという。リチャード・ラッセルがプロデュースを手掛け、彼女たちのルーツであるヨルバの伝統音楽をブレンドしたポップかつソウルフルなサウンドで、女性であること、精神性、行動主義、レイシズムといったテーマを掘り下げ、新たな黄金期を迎えた新世代ジャズ・シーンのトップに君臨するカマシ・ワシントンの他、天才音楽家チリー・ゴンザレス、コンテンポラリー・ジャズ・シーン〜ファンクR&Bを股にかけ活躍する孤高のベーシスト、ミシェル・ンデゲオチェロ、スペインのマラ・ロドリゲスといった豪華なゲストが参加している。