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ビートルズザ・フーなどのブリティッシュに憧憬を抱き続けるシカゴの“パワーポップの元祖”。
 '77年アルバム『チープ・トリック』でデビュー。当初のアメリカでの人気は今ひとつだったが、先に日本で大ブレイク。かねてからのナイス・メロディでポップでストレートなロックンロールと、ロビン(vo)、トム(b)の美形コンビと、リック(g)、バーニー(ds)のお笑いコンビのコンビネーションが大ウケ。'78年には早くも武道館ライブを大成功させ日本のみでライヴアルバム『アット武道館』が発売されていたが、これがアメリカで逆輸入される形で全米トップ5の大ヒットとなり一躍人気グループに。
 '80年代、トムの脱退で人気が低迷するも、トム復帰の'88年、シングル「永遠の愛の炎」が全米1位に輝いた。だが、そうしたヒットの数よりも彼らの場合、後続に及ぼした影響の方がより強く、それはLAメタルからグランジ、パワーポップにまで広く及んでいる。

文●太澤 陽(00/11/05)

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