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ある時はジャズシンガー、またある時はナイトクラブの歌姫、そしてまたある時はポストモダンの信奉者でもあり、ムーディーなリフを歌いながら皮肉っぽいウィンクを送る――トロント出身のシンガーHolly Coleは、''90年代の音楽シーンにおいて一風変わったポジションを確立した。

k.d. LangやJane Siberryなど、分類に困る他のカナダ人シンガーのなかでも、彼女は明らかに独特の歌声を持っている。というのも、イディオムをあれこれと使い、自分自身の新しい言葉をつくろうとしているからだ。

Coleは''63年、ノヴァスコシアのハリファックスの、とある音楽一家に生まれた。そして、かけ出しのミュージシャンだったころ、数々の音楽の領域の中でもジャズに分類されるアーティスト、つまり、Nina SimoneやSonny Rollins、Betty Carterなどに惹かれていることに気付く。

子供の頃にクラシックピアノを習っていたが、10代になってSarah Vaughanを聞いてからは、熱狂的なジャズの虜となった。いったん音楽の世界に踏み込んでからは、Coleはトロントの大きなバンドと共演し、その後ベースのDavid PiltchとピアノのAaron Davisとともに、自分達のトリオを結成した。

彼らはシンプルでクリエイティヴなサウンドを生み出し、まずカナダでアルバム『Girl Talk』をリリース。続く『Blame It On My Youth』『Don''t Smoke In Bed』『Temptation』、そしてライヴレコーディングの『It Happened One Night』は、アメリカでもリリースされた。

同時代のアーティストの中でも、Gavin Bryars、Elvis Costello、Lyle Lovett、k.d. lang、Mary Margaret O''Hara、Tom Waitsなど、本質的にはまったく異なるミュージシャン達のインスピレーションに、Coleは今、焦点を当てている。これまでで一番ジャズ色が薄い''95年のアルバム『Temptation』は、こうしたアーティスト達の音楽に対する彼女の敬意を表した作品だ。

あるカテゴリーに安易に分類されてしまうことに抵抗を感じて、Coleはお定まりの音楽ジャンルのファンの間では、まだ確固とした基盤を築いていない。しかし、かなり多くの熱狂的なファンにはアピールし続けている。

ジャズファンにとっては、お行儀がよすぎるかも知れないし、ポップリスナーにとってはあまり興味をそそらないかもしれない。けれど、微妙なニュアンスを持った、時に奇抜に響く彼女の歌声や、何かを新しいものを生み出す感覚を、高くかっているファンはたくさんいるのである。

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