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LA出身ホワイトスパニッシュのB-リアル、キューバ出身のセンドックとNYは、ブルックリン出身イタリア系白人のDJマグスで構成されるサイプレス・ヒル。'82年にLAに移住したマグスは在籍していた7A3で曲作りなどに貢献できず、'85年に以前から知り合いだったB-リアル、センドックのグループDVXに加入し、同年サイプレス・ヒルが結成されハウス・オブ・ペイン、ファンクドゥービエストらと共に活動を始める。すなわち、これがのちのSOUL ASSASSINである。

これによりサイプレス・ヒルは地元LAでのライブ活動で力をつけ、当時制作したデモテープがきっかけとなり'90年にRUFF HOUSE LABELと契約を結び、翌'91年に『Cypress Hill』でアルバムデビューすることになる。

彼等の人気はその危険なイメージとLA特有のハードコア雰囲気をヒップホップに持ち込み、当時としては珍しくロックフィールドでの評価が高く、多くの層を巻き込むことに成功した。またSOUL ASSASSINからHOUSE OF PAINをデビューさせ、あの「JUMP AROUND」を大ヒットさせた。ちなみにPETE ROCKリミックスを収録。この時からすでにロックとヒップホップの嗅覚に優れていた彼等の制作感覚にも注目が集まった。

そして満を持してリリースされた2ndアルバム『BLACK SUNDAY』は、マグスが確立した常用性の強いサイレン音やベースラインを多用し、ホラー的で不気味かついかがわしいイメージを作り上げ、ストリートの枠を越えて全世界で600万枚以上のセールスを記録。その後『TEMPLES OF BOOM』、『UNRELEASED & REVAMPED』では積極的にヒップホップへのアプローチを試み、一方ラテンブームに湧く'99年には、ラテン語によるベストアルバム『LOS GRANDES EXITOS EN ESPANOL』をリリースし、彼等のしかけはまんまと当たり、フロアーではビートナッツやパフダディーらと共にプレイされていた。このような準備段階を経てマーケットの拡大したサイプレスが2000年に新作アルバムをリリースした。