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まったく不当なのだが、K.C. & the Sunshine Bandは''70年代の趣味の悪いディスコバンドの代名詞として、Village Peopleと同格にみなされてしまっている。マイアミ出身のこのバンドは、ソングライティング/プロダクションチームのH.W. CaseyとRichard Finchを中心に結成された黒人と白人の混成グループ。シンプルだがダンスにぴったりのシングルを多数リリースしている。

''75年から''76年にかけてSunshine Bandは、1年間でナンバー1ポップヒットを3曲出すという、''64年のBeatles以来初の快挙を成し遂げた。また''70年代に全米ナンバー1シングルを4枚リリースというのも、Jackson 5につぐ記録である。

''73年と''74年に、2人はK.C. & the Sunshine Junkanoo Bandとして、フロリダ州ハイアリーアのT.K. Studios(Clarence ReidやBetty Wrightのホームベース)からシングルを2枚リリースした。続いてK.C. & the Sunshine Bandの名前で出したアルバム『Do It Good』が英国でヒット。''74年後半、CaseyとFinchのコンビが書いてプロデュースを手掛けた“Rock Your Baby”(George McCraeがレコーディング)が、2人にとって初めてのナンバー1ヒットとなる。

''75年のナンバー1ヒット“Get Down Tonight”で、K.C.は「マイアミサウンド」として知れ渡り、すでに9人編成となっていたバンドは、ダンスチャートを独占するようになる:“That''s The Way (I Like It)”“(Shake, Shake, Shake) Shake Your Booty”“I''m Your Boogie Man”など。“Shake Your Booty”のB面だった“Boogie Shoes”もA面として再リリースされ、映画『Saturday Night Fever』のサウンドトラックにも収められた。

T.K. Studiosが倒産したため、CaseyはEpicと契約し、バンド名義で『The Painter』と、ソロで『Space Cadet 』をレコーディング。FinchとCaseyはBetty WrightやJimmy "Bo" Horne、Fire(“That''s The Way”を歌った女性グループ)、それにLeif Garrettのプロデュースも行なっている。