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90年代ロックのカリスマ、カート・コバーン率いる伝説のバンド。'80年代後半シアトル郊外アバディーンでカートとクリス・ノヴォゼリック(b)を中心に4人組で結成、'89年アルバム「Bleach」でインディのSub Popからデビュー。その重く引きずるようなノイジーなギターリフと憂鬱ながらポップなメロディが注目を集め、'91年にデイヴ・グロール(ds)を加えた3人組となり、'91年アルバム『Nevermind』でメジャー・デビュー。

シングル「Smells Like Teen Spirit」での「ハロー・ハロー・ハウ・ロウ(やあ、どれくらい暗い)」の一節が、不況と巷に蔓延る社会問題を憂い、LAメタルを中心とした華やかな音楽に飽きたキッズたちの絶大な支持を得て現象的なヒット、これを期にこれまで地下マグマのように溜まっていたインディ・バンドが次々と台頭しシーンを転覆した。しかし、突如として「時代の寵児」に祭り上げられたカートは苦悩し'94年4月自殺、バンドも解散。

後にデイヴ・グロールはFoo Fightersを結成した。