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Stevie Ray Vaughanの不慮の死の後、果たしてこのジャンルから商業的な成功を収めるアーティストは出てくるのだろうか、と不安に思っていたモダンブルースのファンは、Kenny Wayne Shepherdの活躍に目を向ければいい。同じように3つに分かれた名前を持つアメリカ南部出身のこのブルースマンこそ、ファンが探し求めていた答なのだから。

''77年6月12日に、ルイジアナ州シュレブポートで生まれたKenny Wayne Shepherdは、7歳の時からギターを弾くようになった。音を耳で拾ってコピーしていた彼は、Muddy WatersやAlbert Kingといったブルースギターの伝説的プレイヤー達のリフをコピーしていく。

13歳の時に家族でニューオリンズに旅行をした彼は、その地で出会ったブルースプレイヤーのBryan Leeを説き伏せて、一緒にライヴのステージに上がることとなる。彼にとって初めてのライヴだったが、この経験が彼に音楽の世界で生きていくことを決意させたのだ。

他のブルースプレイヤー達と何度も共演し、自身のバンドも結成したKennyは、さらにライヴの回数を重ねていき、地元のブルース仲間の間では評判の若者となっていった。16歳になるとKennyはWillie Dixonの遺作やAlbert Kingのコレクション作品に参加。後にRevolutionとなったメジャーレーベルのGiant Recordsとレコーディング契約を交わす。

''95年にリリースされたデビューアルバム『Ledbetter Heights』は、マスコミで絶賛され、商業的にも成功を収めることとなった。さらに、Bob DylanやThe Eaglesといった有名なアーティストの前座を務めて全米をツアーしたことで、ライヴにおけるその素晴らしいプレイも評判となり、アメリカのみならず国際的な注目を集めた。