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シカゴのスマッシング・パンプキンズは、'90年代初頭の「オルタナティヴ」という音楽ジャンルにひとまとめにされていたが、手作り精神やインディーズ精神に対するアンチテーゼを示した。それは、ストリングスを入れた140分にも及ぶ『Mellon Collie And The Infinite Sadness』(公認販売枚数800万枚以上)のような、時に大げさで度を越した作品に表れている。シンガーでギタリストでプロデューサーであるBilly Corganのアイディアが産んだPumpkinsは、現在アメリカで最も人気のあるロックアーティストのひとつである。

CorganとベーシストのD'Arcy Wretzky(インディーズ少年憧れのブロンド)、ギタリストのJames Iha、ドラマーのJimmy Chamberlinから成るこのバンドは、'91年のデビューアルバム『Gish』のあと有名になった。とは言え、このアルバムでは他のリリースと同様、実際はほとんどの楽器をCorganが演奏していた。
メジャーレーベルのVirginからリリースされた次のアルバム、'93年の『Siamese Dream』は400万枚以上を売り上げ、彼らをスターダムにのし上げた。そして翌年、Nirvanaがドロップアウトした後、彼らはトップの座を掴み取った。'96年にツアーに参加していたキーボーディストのJonathan Melvoinが麻薬で死んだ時、一緒にいた長年のドラッグ常用者Chamberlinはクビになった。この時がバンドにとって唯一のメンバーチェンジだった。Chamberlinの代わりに元FilterのMatt Walkerが加わった。

Corganは、『Mellon』が彼ら独特のギターサウンドを含んだ最後のアルバムになり、そして彼らはもっとエレクトロニックな方向へ向かうと断言した。それは映画『Lost Highway』のサウンドトラックに収められた、シンセサイザーをフィーチャーした彼のソロ曲“Eye”の方向性と一致している。'97年の半ばにSmashing Pumpkinsは『Batman&Robin』のサウンドトラックに“The End Is The Beginning Of The End”を提供した。

This Biography was written by Mara Schuwartz.

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