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サンフランシスコ出身の真面目なメインストリームバンド、Trainは、とても登れそうもない山を少しずつ征服していく小さな機関車のように音楽業界で成功を収めてきた。1年半の間、文字どおり寝食を忘れて必死にがんばってきた結果、彼らのデビューアルバムはとうとうBillboardのチャートのトップ100に入ったのだ。呪文のように「俺達は成功できると思う」と唱えてきた彼らは、今や「俺達にはやれるとわかっている」と口にするようになっている。

Trainの道のりがスタートしたのはロサンジゼルス。'90年代初頭に解散したApostlesというバンドがその母体だ。ApostlesのリードシンガーだったRob Hotchkissは、'94年にサンフランシスコに移り住み、そこで優れたシンガーのPatrick Monahanに出会う。2人は友達になり、すぐにコーヒーハウスで定期的にプレイするようになる。

シンガーが2人、ギターが1本というその姿は、まるでSimon & Garfunkelのようだった。2人組でしばらくベイエリアを中心に活動した後、2人は行き止まりのようなフォークの世界から逃げ出して、本格的なバンドを結成しようと決める。このために、彼らはRobと同じく元ApostlesのギタリストだったJimmy StaffordとベーシストのCharlie Colinに誘いの声をかけ、Charlie ColinがドラマーのScott Underwoodを推薦した。ベーシストがドラマーを推薦した時は、その意見に従うのが一番の得策。かくて、Trainは発車した。

曲作りとリハーサルの時期を経て(曲のクレジットは5人のメンバー全員になっている)、彼らは出来る限りたくさんのライヴをやろうと、チャンスを探し始める。始まりは小さな小さな会場だったが、2、3年の間に、Trainはカリフォルニア北部ではそれと知られた存在となっていた。

やがて彼らはトップクラスのバンドのオープニングを務めるようになる。Hootie & The Blowfish、Dave Matthews Band、Collective Soul、Counting Crows、Blues Traveler、Better Than Ezra、Cracker、Barenaked Ladies、Big Head Todd & The Monsters、Neville Brothers等のオープニングを彼らは経験していった。