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12歳の女の子といえば、そろそろお年頃。とは言え、普通の12歳なら、せいぜいおしゃれができればラッキーってところだ。 “全世界の人が見ている中で、スポットライトを浴びて優雅に立ち、正確な音程で歌う”ことなど考えにも及ばない。 また大抵の人間は、一度もローマ法王に会うこともなく一生を全うするが、12歳のCharlotte Churchはすでに経験済み。チャールズ皇太子の50回目のバースデー・パーティでも、厳選された出席者の前で歌をご披露、ブリティッシュ・チャートの第1位を獲得した最年少アーティストとして、ギネス・ブックにも載ってしまった。 このウェールズ生まれのソプラノ・シンガーは、あまりに早く、あまりにたくさんの事を成し遂げている。彼女はアンコールには何をするんだ?ん? 世界でも買うか? 彼女のケースはとても珍しい。同年代の子供のほとんどは、Spice Girlsのバブル・ポップや、Puff Daddyのヒップホップ・ビート、あるいはカウボーイ・ハットのようなものに夢中になるのに、Churchはクラシック音楽にこだわり続けている(…もっともAndrew Lloyd Webberを“クラシック”と認めない輩もいらっしゃるのでしょうが)。

彼女はSony Classicalと契約し、Welsh National Operaのオーケストラとレコーディングを行った。メンバーの中にはRolling Stonesの年代に達している人達もいたそうだが、そんな世代を超えて完成されたアルバム『Voice Of An Angel』は、イギリスで発売後5週間でダブル・プラチナムを獲得し(Boxcar WillieやSlim Whitmanよりずっと早い)、彼女はThe Rosie O''Donnell Showや、David Letterman、The Tonight Show With Jay Lenoといった番組にも出演を果たしてしまう。

彼女のプロとしての夢は、“大人になってオペラ・ハウスでプッチーニを歌う”こと。“チビは生きている理由がない”などと歌った輩に間違いを指摘してあげたほうがいいのかもね。