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エイミー・ワインハウス 1983年9月14日生まれ イギリス、ミドルセックス州エンフィールド出身

21世紀後のイギリスを代表するヴォーカリストの1人、エイミー・ワインハウスは語るには事欠かない。母国の新聞、雑誌、そしてゴシップ紙は彼女の乱暴な態度や膨大な飲酒量を取り上げることに躍起になっているように思える。しかし、ファンや音楽評論家たちは、エイミーならではのソウルフルでジャジーな歌に荒削りな魅力とは機転が利いたユーモアのセンスに見出しているようだ。

エイミーのプラチナ・セールスを記録しブレイクを果たしたデビュー・アルバム、“Frank”(未日本盤化)ではビリー・ホリデイやサラ・ヴォーンからメイシー・グレイやローリン・ヒルまでと引き合いに出されるアーティストは幅広い。コックニー訛りが強い地域語を話すエイミーの声に、それら全てのシンガーの影響を頻繁に聴き取れることはとても興味深い。

タクシーの運転手の父と薬剤師の母のもと、ロンドンの北部サウスゲイト地区で、ジャズに囲まれ育った。母方の叔父さんの多くはプロのジャズ・ミュージシャンで、事実父方の祖母はイギリスの伝説的ジャズ・ミュージシャン、ロニー・スコットと恋愛関係にあった。家に居る時は両親が収集していたダイナ・ワシントン、エラ・フィッツジェラルド、フランク・シナトラなどを聴き、偉大な音楽を吸収した。しかし、10代になると当時のTLC、ソルトゥンペパ等のアメリカのR&Bやヒップホップのアーティストの持つ反逆的な精神に惹かれていた。

エイミーは16歳で演劇学校を退学処分になった後、クラスメイトで親友のポップ・シンガー、タイラー・ジェイムスがジャズ・ヴォーカリストを探していた彼のレコード会社担当者にデモ・テープを手渡したことがきっかけとなり、エイミーのショウビズ・キャリアがスタートした。これがきっかけとなりアイランド・レコーズとの契約と結びつくことになった。

2003年も終わろうとする頃、エイミーはアイランド・レコーズからデビュー・アルバム、"Frank"をリリース。エイミー、20歳の時のことだ。ヒップホップ・プロデューサー兼キーボード・プレイヤー、サラーム・レミの貢献もあり、ジャズ、ポップス、ソウル、そしてヒップホップの融合とも言える作品が完成、多くのレヴューで激賞される。アルバムは2004年のマーキュリー・ミュージック・プライズにノミネート、ブリット・アワードにおいては2部門でノミネートされた。しかし、受賞したのはリード・シングル、"Stronger Than Me"がIvor Novelloアワードにおいて最優秀コンテンポラリー・ソングだけに終わった。エイミーのデビュー後、彼女の音楽への賞賛と彼女を詮索するインタビューが、彼女の身辺が騒々しくなって来たと同時に新聞、雑誌で露出したのだ。

2006年、マネージメントはエイミーにアルコール依存を断ち切るために療養(リハビリ)施設に入ることを強く勧めたのだが、彼女は頑として受け入れず、依存症を断ち切るための苦しい試練を「リハブ」という歌で表現し、なんとイギリスのトップ10ヒットにしてしまったのだ。この曲は高い評価を得ているセカンド・アルバム、『バック・トゥ・ブラック』(全英チャート#1、全米チャート#7と大ヒット / 日本デビュー盤)からのリード・シングルである。本作では50~60年代のロックンロール、R&B、ソウルを、サラーム・レミとイギリスのDJであり多くの楽器を操るマーク・ロンソンが分担して徹底的に調べ上げ制作された。
※以上、オフィシャルより
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