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ジュリエット・ルイス率いるパンク・バンド、ジュリエット&ザ・リックス。どんな役を演じても強い印象を残す圧倒的な個性派女優として知られる彼女だが、彼女の演じてきたシリアル・キラーの恋人や、凶悪犯と対決する少女など、どんな役柄をも超越してしまうのが、ミュージシャン=ジュリエット・ルイスなのだ。ブラピとの破局、プロスケートボーダーの夫との破局、ドラッグからの更正、無免許運転と、常に話題を提供する型破りな女、ジュリエット・ルイス。アクセル・ローズやオジー・オズボーン、デビッド・リー・ロスに比肩できる真のロック・スターの誕生だ!!

ライブの素晴らしさ、インパクトには欧米のみならず日本でも定評があり、2005年のフジロック・フェスティヴァルでは2回のパフォーマンスを行い、話題になった。もちろんUK、USでの評価も高く、Rolling Stone誌では表紙を飾り、NMEでもレビューで取り上げられるほど。アメリカのパンク/ハードコア系のバンドが集うWARPEDツアーにも参戦。ある時は全身タイツ、またある時はほとんど裸のようなキャット・スーツにバイキング帽というコスチュームで、観客を挑発し、時には危険を顧みずにモッシュ・ピットにダイブする姿は、“パンクの神”イギー・ポップを彷彿とさせる。その捨て身の雄姿は、女優が気まぐれでやっているのではない、迫力と真実味を持って迫ってくる。海外での好況もあり、日本のロック媒体にも支持者が多い。

ジュリエット・ルイスは、子役であったことからボーカルのトレーニングなどを積んでいたようだが、2003年の映画『Strange Days』でPJ Harveyの歌を歌い、またグラム・ロックのH.I.M.のPVに出演するなど、音楽との関わりは深かった。

そんな中、2003年頃からジュリエット・ルイスは、友人でクリスティーナ・アギレラ、ピンク、グウェン・ステファニー、シュガベイブスのプロデューサーである、リンダ・ペリーと共作、バンドメンバーを集め、ライブ活動を始める。The Lickのメンバーは、HoleのPatty Shemel(Drums/後に脱退)、Todd Morse(G/伝説的ハードコアバンドH20)、Kemble Walters(G/後に脱退)、Jason Morris、Paul_Vという渋いながら通をも唸らせる人選。

西海岸でハードなツアーを行った彼ら。ライブを見た人々は口々に“打ちのめされた”。と語り、乗っけから高い評価を得る。

2004年9月、ジュリエット・ルイスはプロディジーのアルバム『Always Outnumbered』にソングライター、ボーカリストとして参加。翌月、初のEP『Like A Bolt Of Lightning』をリリース。2005年5月には『You’re Speaking My Language』を米のインディ、Fiddlerからリリースした。その後、WARPED TOUR等に参加し、ライブ・アクトとしての実力・評価ともにうなぎ登りに。

映画女優としては、14歳で出演した『ケープ・フィアー』(マーティン・スコセッシ監督/ロバート・デニーロ主演)で、デニーロと共にアカデミー賞に助演女優賞でノミネートされた。他、映画での代表作として『ギルバート・グレイプ』、『カリフォルニア』、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』、『バスケット・ボール・ダイアリーズ』等がある。余談だが、『カリフォルニア』で共演したブラット・ピットとは恋人同士として知られていたが、後に破局しゴシップ誌を賑わせた。

日本でも人気は高く、1996年のhondaインテグラのCMに起用された(今話題のクリエイター佐藤可士和ディレクションによるCMだった)。また、パルコの広告、マツダロードスター、2001年GAPのCMにも出演している。

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