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リヨン生まれ。
元々女優として活躍していたが、周囲の奨めによりボルドー国立音楽院で声楽を学び、その後トゥールーズの教会で聖歌隊員として経験を積む。のちに1年間パリ・オペラ座にて学んだ後、声楽コンクール「新しい声」に優勝し、1990年にはウィーン国立歌劇場における「モーツァルト国際コンクール」で優勝。このキャリアにより、あまたの劇場からオファーが殺到し、パリ・オペラ・コミック座でオペラ・デビューを果たす。

1991年以来、リヨン歌劇場、ジュネーヴ歌劇場、バスティーユ・オペラ、ウィーン国立歌劇場などでの出演を経たのち、1994年にエクサン・プロヴァンス音楽祭で《魔笛》の“夜の女王”を歌い大評判を得る。同年、メトロポリタン歌劇場に、翌1995年には、リッカルド・シャイ―の指揮でミラノ・スカラ座にもデビュー。

2001年以降、声の不調に悩まされ、2年間舞台を去り、声帯の手術を行う。そして2003年2月のパリにおける復活公演を大成功に終え、メットにも復活。しかし、声帯の故障が再発するなど、2006年以降幾度となく引退説がささやかれていたものの、「魔笛」の“夜の女王”、「ナクソス島のアリアドネ」のツェルビネッタなどの代表作を持ち、歌唱力と美貌を兼ね備えた、幅広いレパートリーを持つリリック・ソプラノおよびコロラトゥーラ・ソプラノとして、現代世界最高のオペラ歌手の一人として、不動の人気を得ている彼女は、「引退説」を覆すかのようなオペラ歌手としての活動を行っていた。

2013年10月15日、トゥールーズ歌劇場における『マノン』出演を持ってオペラから引退し、今後は女優、シャンソン歌手への転向を表明した。