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彼女の名前はマリエ・ディグビー。1983年4月生まれの25歳。アイルランド系アメリカ人の父と、日本人の母との間にアメリカで生まれ、マリエは漢字で書くと“万里恵”になる。

幼少期は日本語学校にも通い、祖母が住む熊本を度々訪れたこともあり、熊本を第2の故郷、と感じている。幼い頃からクラシック・ピアノを習い、ソングライティングに目覚めたのは15歳の時。彼女の関心は楽譜を奏でることから、オリジナル楽曲の創作へと移り、ピアノ以外にギターを演奏するようになる。高校卒業後にカリフォルニア大学バークリー校に進学するが、音楽への情熱は冷めることなく、1年生の時に休学を選択。2004年にパンテーン社主催のソング・ライティング・コンテストに応募し、「ミス・インヴィジブル」で見事に優勝!ハリウッド・レコードと契約するに至る。レコード契約をしたにも関わらず、大きな変化が起こらないことに苛立ちを覚え、YouTube への投稿を思い立つ。リアーナの大ヒット曲、「アンブレラ」のカバーをギターでアコースティック・カバーし、投稿したところ、770 万PV数を超える。そして、満を持してリリースされるのが本作、『アンフォールド』。「アンブレラ」のカバーを除き、全曲をマリエが作詞作曲。99% が実体験に基づいた彼女の曲は、等身大の魅力となって音楽にピュアな輝きを与えている。ハッピーな恋の歌から、不安に揺れる姿まで、ヴァラエティーに富んだ内容の歌詞を書き上げている。プロデューサーにベックやエリオット・スミスを成功へと導いたトム・ロスロックを迎え、バンドとのライブ方式でレコーディング。

マリエ・ディグビーの人生が投影されている作品となった。

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