プロフィール・バイオグラフィ・リンク

東京・大阪で活動する2人組音道エレクトロニカ・ユニット、在不(ざいせぬ)。
日本の古代精神をエレクトロニカの手法で読み解き紡がれる音魂は、紫綬褒章受章の横山勝也氏に師事した「尺八の革命家」中村明一氏がコメントを寄せるなど純邦楽界からも注目を浴びるという異形の響きを持つ。登場以来北欧、西欧、北米、アジア地域の幅広いジャンルの音楽マニアから熱視線を浴びる彼ら。日本が真に世界へ誇れる音楽を目指して曰く、「魂ノ振動、是、音楽♪」。

かつてバンド形態で活動した在不はいくつかのデモやアルバムを制作した後、シンセサイザー、サンプラー、コンピューターをメインに用いたyojo、jiji二人組によるサウンドプロデュースにシフト。いくつかのデモを経て2007年に1stアルバム「経る心」、同年夏に「LiveSutra」を録音する。

国内のエレクトロニカ愛好家や欧米・アジア諸国の音楽マニアの間で徐々に話題となった同アルバムはやがて、芸能山城組組頭山城祥二氏をして「尺八の革命家、わが国の宝」と云わしめた稀代の尺八奏者・作曲家、中村明一氏の目に留まり、さらに活動の幅を広げることとなった。制作に没頭するあまり普段人前に姿を現さない在不だが、クラブ、ライブハウスにとどまらずアートイベントや学園祭、ライヴ・ペインティングや暗黒舞踏との競演などその実演活動は多岐に亘る。

ダウンテンポなオフビートに乗る瞑想的メロディは霧のかかった深山の姿を想起させ、その独特なアンビエント・テクスチャはまるで深海に立ち現れた森の姿。サウンドトラックのような深みを持ち、さまざまなジャンルの音楽ファンからクロスオーバーな評価を得る。