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BIG PUN ことBIG PUNISHER (本名クリストファー・リオス)。''98年にリリースされた1stアルバム『CAPITAL PUNISHMENT』はダブルプラチナアルバムに輝き、その年のグラミー賞のベスト・ラップ・アルバムにもノミネートされている。これから彼はヒップホップシーンを牽引する立場となり期待されていた矢先、28歳の若さで心臓発作で帰らぬ人となった。

彼のデビューは''98年だがデビュー前からFAT JOEと活動を共にし、同じブロンクス出身とあって、彼の噂はシーンを駆け巡っていた。それはラップスキルはもちろんのこと、時折FAT JOEのプロモーションビデオでも確認できるその体の大きさだった。FAT JOEもデビュー時に巨漢を売りにしていたが、BIG PUNはそれを上回る体の大きさと存在感を持っていた。そして、FAT JOEのビジネス面での才能が開花し、BIG PUNはラウドレーベルと契約を結ぶことになる。

ここから彼が成功に至るのにさほど時間はかからなかった。ストリートとメジャーからの支持をいとも簡単に集めた1stアルバムには各シチュエーションに合わせ代表曲が異なる。Dr. DreとSnoop Doggy Dogのサントラタイトルに使われ大ヒットした「Deep Cover」をサンプリングした「Twinz」は、東西を問わずストリートで多大な支持を得た。さらにそのC/Wに収録された「Still Not A Player」は、当時「All That I Am」のヒットで男性R&BシーンをリードしていたJOEをフィーチャーし、彼の名曲である「Don''t Wanna Be A Player」のフレーズを歌わせた。ラジオライクなこの曲はNYで昼夜を問わず至る所でエアプレイされていた。このような隙のないプロモーションもあって、彼は成功の階段をかけ上ったのである。