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まず彼の名を世間に広めたのはLamp Eyeだろう。'93年に六本木のクラブ「ドゥルーピー・ドゥロワーズ」で知り合い、結成されたLamp EyeはRINO、GAMA 、DJ YASからなる2MC+1DJ のユニットで活動し、同時にソロの集まりとしてスキルを磨いた。DJ YASは'94年からは渋谷にあるクラブ「CAVE」のDJとしても活躍し、渋谷にHIPHOPを根付かせる。そして'95年にはこのCAVEのレーベルとしてスタートしたVORTEX Recordから3曲入りのレコードをリリース。

その当時日本のヒップホップシーンでのレコードリリースは本当に数えるくらいのもので世間的にも輸入盤と比べものにならないほど浸透していなく、さらにクオリティの高いものは少数を極めていた。

その中でこのLamp EyeはRINOとGAMAのポジティブなスタイルと今までの日本語の壁を打ち破るフローを持って新たな土俵を作り始めた。またトラック面においても3曲全てDJ YASプロデュースで全く本国にひけをとらない手腕に日本のシーンの未来を感じさせてくれた。このリリースを機に次々と状況が好転し、多くのアーティストが作品をリリースできるようになっていく。また'95年に当時のシーンを代表するアーティストを中心としたコンピレーション『悪名』(あくみょう) もシーンの活性化に大きな役割を果たした。

そしてDJ YASのキャリアに輝くのは何と言っても既にクラシック化されている「証言」のプロデュースであろう。まさに「かっこいい」の一言に尽きる歴史的作品。また彼の製作は多岐に広がり、DJ KRUSH,DJ KENSEIらも参加するDJ集団KEMURI PRODUCTIONSでの活動も行ない、ヒップホップの枠にとらわれずビートへの追求を感じさせた。

日本のヒップホップシーンだけに止まらず世界を相手に幅広いジャンルの仕事をこなし、その信頼度はとても高く、フジロックフェスティバルにも出演。'00年には1stアルバム『ライト』とマキシ・シングル「ACROSS THE GLOBE」をリリースし、高い評価を得た。'02年にはミニ・アルバム『Angler Fish』を発表。そして、'05年8月には約5年ぶりとなる2ndアルバム『SMOKING GUN』をリリースする。このアルバムには、DJ YASが主催するイベントに出演してもらったことで親交が始まったTHA BLUE HERBのILL-BOSSTINOや、KRUSH POSSEからのつながりであるMURO、独自の世界観を構築しているTwigy、そして盟友LAMP EYEの面々など、DJ YASが信頼するアーティストたちが多数参加している。

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