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Kandiと聞いて最初多くの人は『新人か?』と思うかもしれないが、彼女こそあのビジュアルよりも歌のうまさでR&Bシーンに登場し、数々のヒットを飛ばしたXscapeのメンバーだったのである。

タレントスクールで出会ったLa Tocha、Tamika、TinyとXscapeを結成し、Kris Krossを当てたJermaine Dupriに認められることに。そして満を持して彼が設立したレーベルSoSo Defからの第一弾アーティストとしてデビュー。そのデビュー曲となった「Just Kickin' It」は当時のJDの勢いもあって、いきなり全米2位を記録する大ヒットになった。そして1stアルバム『Hummin' Comin' At Cha』はプラチナを達成。En Vogue以来の4人組ガールズユニットの大ヒットに繋がり、その後のAllure、Destiny's Childらデビューに大きい影響を与えた。

しかしあくまで、歌を売りにする彼女達はフロアーテイストな楽曲全盛の'95年には時代の波に逆らってバラードやスロー・ミディアムグルーブを多数収録した『Off The Hook』をリリースし、またしてもプラチナ大ヒットになった。この2ndアルバムからはJones Girlsのカバー「Who Can I Run To」が、オリジナルをも凌駕するその美しいハーモニーにより、彼女らの代表曲になった。そして'98年にはJD以外にもBaby Face、Joe、Keith Sweatらまさに蒼々たる面子が一同に介し、彼女らの実力の高さが伺える。

しかし彼女らの方向性や立ち位置が次第に不安定になり、Timbarlandサウンドの流行とミディアムテンポの為かクラブで流れず次第に存在が薄れ、これを機にKandiはソロ活動(主にシンガーソングライター)に力が入っていった。そしてTLCの「No Scrubs」でのShe'kespereとの共作が彼女の才能を一気に開花させ、Destiny's Childの「Bills,Bills,Bills」などShe'kespereとヒットを連発した。このようにソロとしてのキャリアも急速に確立したKandiが本格的にソロデビューを果たす。