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ミシガン州デトロイト出身のXzibitは、9歳の時に現在も拠点としているウェスト・コーストに移り住んだ。元々ラッパーを志していた訳ではないが、友人を通じてTha Alkaholiksと知り合い、デモ・テープも作ったことがなければ、ライヴもしたことのなかったXzibitをいきなりアルバムに参加させた。ここからリック・ウィット・クルーのメンバーにも加入し、彼のラッパーとしての人生がスタートした。Tha AlkaholiksのレーベルLoudのオーナーが、Xzibitのラップを聴き即座に契約し、'96年にデビューを果たす。'96年と言えどまだまだ西海岸のシーンはギャングスタ物が一般的に幅を利かせていたが、このXzibitは当時としては珍しく、プロデュースにDiamondを招くなど東との交流を積極的に行ない、トラック面においても西海岸を感じさせないヒップホップサウンドを作り上げている。デビュー・シングルとなった「Paparazzi」のプロモーションビデオでは寒々しい海岸沿いを闊歩する彼のバックに壮大なオーケストラを用意し、なぜかとても悲しい演出が施されている。とにかくこの印象が強烈で今でも鮮明に憶えているほど。'96年にリリースした1stアルバム後、'98年には2ndアルバムをリリースし、コンスタントに露出を重ねるが、ラッパーとして特出した個性を持ちあわせていないのも事実であり、一聴しただけではとても地味な印象を抱くだろう。しかし、そんな彼にも転機が訪れたのである。現在ではツアーも同行しているSnoop Dogの大ヒット曲「B Please」への客演参加、そしてEminemのアルバムへの参加(ちなみにどちらのアルバムも500万枚を越える大ヒット)。