BOW WOW

彼のサクセスストーリーは6才の時にSnoop Dogの「Chronic Tour」のステージにラッパーの一人として現れ、そのステージを見ていたSnoop Dogは彼をすぐにスカウトし、Lil Bow Wowと名づけ、それ以降のオープニングアクトに起用したことから始まる。その後、Lil Bow WowはSnoop Dog『Doggystyle』、Will Smith『Wild Wild West』、Jermaine Dupri『Big Momma's House』といったアルバムにゲスト参加し、着実に実力をつけアーティストとして成長していった。Jermaine Dupriに子供ラッパーというと、あのKriss Krossの大ヒットを思い出さずにはいられない。Jermaine Dupriは既にこのLil Bow WowにもKriss Krossと同じぐらいの才能と実力があると惚れ込み、 「彼を見てると、マイケル・ジャクソンを思い出す」と言っている。そして、満を持してJermaine Dupriのプロデュースによりデビューすることとなった。

1stアルバム『BEWARE OF DOG』はジャーメイン・デュプリの全面バックアップのもと、いきなり300万枚のセールスを記録し、スーパースターへの階段を順調に駆け上がった。シングル・カットされた「Bounce With Me」「Puppy Love」「Bow Wow」「Ghetto Girls」はいずれもヒットとなる。1stに続き2ndアルバム『DOGGY BAG』は数々のゲストを迎え超ポップなパーティー・ヒップ・ホップ・アルバムを完成させる。そして3rdアルバム『UNLEASHED』では、今作で自らが成長したことでLIL BOW WOWの“LIL”を取り、BOW WOWとして本格的に音楽活動をスタートする。またこの作品では、ジャーメイン・デュプリに加えてネプチューンズ、スウィズ・ビーツなど話題のプロデューサーも従える。だが続く4thアルバム『WANTED』では、再びジャーメイン・デュプリとタッグを組むこととなり、彼が尊敬するスヌープ・ドッグ他豪華なアーティスト陣が参加する。そして、オマリオンが参加した1stシングル「Let Me Hold U feat. OMARION」、シアラが参加した「LIKE YOU」が大ヒットとなり、もちろんアルバムも大ヒットとなる。彼をトップ・スターの座へと押し上げた重要な作品となる。そして2006年、大人になったBOW WOWが届ける“リアル・ラップ・アルバム”『THE PRICE OF FAME』をリリース。

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