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NYクイーンズ出身。90年代初頭のカリスマ的ヒップホップ・デュオ、オーガナイズド・コンフュージョン(Organized Konfusion)のメンバーとして、相棒プリンス・ポエトリーとともに活動。コンシャスかつ知的なリリックと独特なラップ・フロウで、メジャーのみならずアンダーグラウンド・シーンでも人気の高いラッパー。オーガナイズド・コンフュージョン名義では3枚のアルバムをリリース、その後グループを解散、ソロ活動を本格的に開始。90年代後期の"最重要"ヒップホップ・レーベル&ブランド=RAWKUSからリリースされたコンピ『サウンドボミング Vol.2』に参加し、99年同レーベルからリリースしたシングル「サイモン・セズ」は、ヒップホップ・クラシックとして爆発的なクラブ・ヒットとなる(映画『ゴジラ』サントラをサンプリングした楽曲)。この勢いとともに同年に待望のソロ・アルバム『インターナル・アフェアー』をプライオリティ・レコードより発売。その後『トレイニング・デイ』サントラなど数々のシングル作品を残すも、当時RAWKUSと契約しリリース予定だったアルバムが同レーベル活動停止に伴い、日の目を浴びることがなくなってしまう。しかし、その後もファロアが精力的かつ引く手数多に活動、BECK、ジャスティン・ティンバーレイク、ウィル・アイ・アム(ブラック・アイド・ピーズ)、モス・デフ、スタイルズP、タリブ・クウェリ、リンキン・パーク、メイシー・グレイ、セルジオ・メンデス等などジャンルを問わず数々のアーティストへ幅広く客演。RAWKUS閉鎖以降、エミネム率いるShady/Aftermathレーベル、さらにはアーヴ・ゴッティ主宰のMurder Inc.レーベルなど多くのヒップホップ人気レーベルから契約の話が持ち上がるが、2006年2月、元LOUDレコーズ(ウータン、モデ・ディープなどの90年代中期最強ヒップホップ・レーベル)創設者であり、現SRCレコーズ(エイコン、デイヴィッド・バーナー、テラー・スクワッド、レミー・マー所属)の創設者でもある、スティーヴ・リフキンド氏からの強力なオフーでユニバーサル傘下SRCレコーズと最終契約に至る。