Nivea

ミスティカルが放った2000年のヒットシングル「Danger (Been So Long)」で鮮烈な印象を残したニヴェアは、'82年ジョージア州アトランタの生まれ。両親が共にミュージシャンであり、幼い頃から地元の教会のクワイア(合唱隊)に参加していた彼女だが、実際に夢中になっていたのはマイケルやジャネット、マライア・キャリー、プリンスといったポップ・スターの世界だったという。

15歳の時、クワイアで歌っていた彼女を見て“特別な才能を感じた”という現マネージャーと出会い、音楽活動を開始。地元でオーガナイズド・ノイズ関連のアーティスト達のレコーディングに参加したり、アウトキャスト、カール・トーマスとの仕事を経験する。その後、JIVEレーベルと契約を交わした彼女は、'01年末に1stアルバム『Nivea』をオーストラリアで、また'02年初頭にはヨーロッパでリリース。本国アメリカでは、これに新曲5曲、新たなミックス1曲を加えた再編集盤が1stアルバムとして'02年10月にリリースされた。また、それに先駆けること7月にリリースされたシングル「Don't Mess with My Man」は、ビルボード・シングルチャートの8位まで上り、同曲は'03年のグラミー賞で「最優秀R&Bデュオ/グループ」にノミネートされている。

ここ日本では、平井 堅の「MTV Unplugged」に飛び入り参加し、スティーヴィー・ワンダーの「You Are The Sunshine Of My Life」をデュエットしたことで注目を集めた。