いつまでもこころに響くうたとおと。おおはた雄一、インタヴュー

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mini album
『ラグタイム』
2005年3月9日発売
WANNER MUSIC JAPAN
WPCL-10175 \2,100(税込)

1 不思議なくらい
2 おだやか暮らし
3 Cansion Mixteca
4 あの子の居場所
5 雨待ち
6 旅の終わりに
7 DAWN

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Yuichi Ohata
plays
Cancion Mixteca
インタヴューでも話題に挙がった「Cancion Mixteca」。ミニアルバム『ラグタイム』の3曲目に収録されているこの曲を、なんと生演奏していただきました! しかも、今回は通常のアコギに加え、特別にワイゼンボーンというスライド・ギターを使って演奏しています! これは、なんとBARKSだけのスペシャル・ヴァージョン。写真をクリック!
──3曲目の「Cancion Mixteca」なんかは、メキシコ民謡ですもんね。

おおはた: これは『パリ、テキサス』(ジム・ジャームッシュ監督作品。ライ・クーダがサウンド・トラックを製作した)っていう映画の曲で、それを聴いて良かったからやってみたんですよ。 なんとなく、こういう感じが好きなんで。ポルトガル・ギターを弾いてみたり、あまり弾かないけどフラメンコを聴いてみたり。 民族音楽だから良いというより、自分で聴いてみて「良いなぁ」って思う曲にいってるって感じですよね。


──6曲目の「旅の終わりに」の歌詞を読むと、おおはたさんはよく旅に出てインスピレーションを得たりするのかな? なんて思ったんですが。

おおはた: 「さぁ、旅にでかけよう!」っていうのは、あんまりないですよ。 以前ぼくは、年200本以上とかライヴやってたから、いつも常に移動してたんです。 大体いつもギター持って、あそこのお店に行かなくちゃ、みたいな。それが日常になっちゃってて、 いわゆる旅っぽい旅歴はまだまだ浅いです(笑)。

──そうなると、ライヴは活動の基本という感じなんでしょうか?


おおはた: そうですね。大げさですけど、自分を変えてくれたというか。ぼく、昔バー・ミュージシャンだったんですよ。 バーで1日5ステージとか。何時から何時まで演奏して、休憩があって、また演奏してみたいな。 で、観にきてくれた別の店のマスターとかが「じゃあ、うちでも演ってよ」とか。 だから、ホントに録音とかCDとかっていうのは、自分とは関係ない世界のことだって思ってて。 それよりも、もっとレパートリーを増やして、バーに来る常連さんたちに楽しんでもらおう、みたいなことを考えてた時期もありましたね。 そういう意味では、スモール・サークルの2人に、「楽器が弾けるっていいですよね」とか、本気で言われたのはすごいカルチャー・ショックでした。 ぼくからしたら、楽器も使わず、ああやってレコードだけで音楽を作れる人たちはすごいと思うし。ある意味、憧れる部分もあります。

──おおはたさんは今後、どのような活動を考えられてるんですか?

おおはた: ぼくはシンガー・ソングライターという以前に、ギターを弾くことがすごく好きなんで、いろんな人とセッションできたらいいな、と思います。 あと、いろんな楽器とコラボレーションしてみたいなと思いますね。あと、ツアーがしたいですね。

──ツアーでは、今後バンド・セットみたいな要素を取り入れたりとか、そういうのも考えたりされてるんですか?


おおはた: どうかな……。例えば、一夜限りのスペシャル・ライヴみたいなのがあれば、試してみたいですね。 ぼくは聴いたことない楽器との競演を、すごく試してみたいという部分があって。やっぱ聴いたことない楽器を目の前聴くのって、 すごいワクワクするじゃないですか。この前もアイリッシュ・ハープと一緒にやったりとかもしたんですけど、 自分の中では奇をてらってるわけじゃないんですよね。今後はいろんな可能性があるし、いろんな形態になっていくと思いますよ。 ひとつのところに止まっていられないというか、わりと飽きっぽい部分もあるんで常に変わり続けていたいです。 常に進化していたいというか。




インタヴュー前半では、ミニアルバム「ラグタイム」について語っていただきました。>>>GO!



取材/文●ミヤザキケイタ
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