大貫憲章、ロングインタヴュー

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──いつ頃からロック、パンクに特化したイベントになったんですか?

大貫:もともとテーマがロックで踊る、なんで。かかるものは、すべてロックなんですよ。ただ僕の中のロックとは、必ずしも8ビートのものだけじゃなくて、映画音楽からも、歌謡曲からも、GS、ニューウェーブ、パンクからも、どこかにロックなものを感じたら、それはすべてロックになるんですよ。

──なるほど。では、ツバキハウス閉店以降、現代までって何か思い出はありますか?

大貫:ツバキハウス以外で、ロックで貸してくれるクラブがそんなになくて。結構いろんなところでやらせてもらった。4、5カ所転々として、結果今のCLUB WIREに定着していった感じかな。

ロンドンナイトPHOTO──時代ごとに、LONDON NITEに遊びにくるお客さんのタイプって変わってきているのでしょうか?

大貫:LONDON NITEは、普通のクラブイベントじゃないですからね。まぁ人は変わるけど、来るタイプはさほど変わってないような。

──一番LONDON NITEが盛り上がった時期はいつですか?

大貫:お客の数でいえば、ツバキハウスの頃が全盛だったんじゃないかな。86,87年くらい。1000人のハコがいっぱいになっていたから。

──大貫さんの気持ち的に、ここが一番熱かったという時期はありますか?

大貫:それはずっと。そういうモチベーションがないと25年も続かないからね。

──では最後に、これからLONDON NITEはどう進化していくのでしょう?

大貫:何十周年まで続けろとか、いろいろと励ましの言葉をいただくんですが。年齢も年齢なんで(笑)。29歳で始めて今や54歳ですからね。それを考えると、1年1年を積み重ねていきたいなと。でも、まだまだ世の中に紹介したい音楽がいっぱいあるし。あと、いろんなジャンルのイベントとコラボレートして、時代に即応したものもやれたらと思うし。まぁ、みなさんの期待に応えられるよう、これからも頑張っていきたいと思います。

取材・文●松永尚久


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